太陽の登らない東の空
朝やけのない静かな灯台
暗い海を漂う小さな方舟
色のない風景ばかり

もし全ての人々が
今をわけあっているなら

国境線に意味なんかない
切り分けられた空もない
銃声の響かない夜
明日の夢を見て眠るだけ

もし全ての場面が
色彩を持っているなら

絵空事だと笑われても
明日の風が太陽を連れてくるまで
ポケットに手を入れたまま
冬の街に暖炉を探しに行く

持ち物なんて意味がない
身軽な方が飛べるから
少しだけ持っていくなら
あの景色の写真が良いな

優しさはまだ見つからない
沈み行くこの街じゃ
でも望みが消えたわけじゃないんだ
僕らは手をとりあえるから