雨ばかりの空模様の時は
神様が泣いているんだよと
あなたは優しく言いました
終わらない日々のひとこまはどれも
ずっと前から飽き足りていて
神様だって泣いている
あなたはただそう言いました
だから今日もポケットの眠り薬を
あなたは私に差し出したのです
暮らしはそうやって歳月を蝕んだから
前後不覚になりながら
二人でそっと街の外れで朽ちていくのでした

何が間違いなんて
今日の私も分からないけど
窓の向こうは変わらぬ雨
私はあなたの手をそっと握っては
そのほのかな温もりを
二人の今日の命に変えました
壊れかけの私達の暮らしだから
それを知って手を握りしたあなたは
心優しくて残酷ですね
やがて引き裂かれる私達の生活を
誰かが若さゆえの苦悩だったと笑いますか
傷をなめあう子犬の様な幼さと言いますか

やがてあなたは私を捨てて
私はあなたを捨てました
決まり切ったよくある答え
その日も雨が降りました
あなたのいない日々が続くと
命はまだ続いてしまうから
せめて幸せですと一人つぶやいています
あの日々はただ若さゆえの過ちだとしても
二人にとっては大切なものでしたから
私もあなたのために笑っていたいのです
今日も神様の涙は慈愛に満ちていますように
願っているのはわがままですか