胡耀邦と同様に保守派に追い詰められ失脚の危機にあった習近平がとったのが反日デモ計画 | 今日の嫌韓・嫌中の極秘・情報と、安倍さん麻生さん応援!

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 胡耀邦と同様に保守派に追い詰められ失脚の危機にあった習近平がとったのが反日デモ計画

 

「反日」はただの「反日」ではない。極度に政治的意味を帯びている、という事実

ここでもう一つ押さえておかなければいけない基本事項は、「反日」という概念が中国政治においてどのような意味を持っているか、ということです。

 
中国では政治闘争が激烈化して来た時に、「反日」が踏み絵にされるということがままあります。A派とB派が対立した時に、「自分たちはどの程度反日か」という問題を持ち出して

 
「ほら、B派はかつて我が国を侵略した日本に、こんなに媚を売っている。あんなやつらに国の舵取りをする資格はない!」
と攻撃の材料にするのです。

実際、ここを突かれて(これだけが原因ではありませんが)転落した総書記が過去に存在します。

1987年の胡耀邦総書記のケースです。胡耀邦氏は現代中国の指導者中、最も強く民主化を推し進めようとしていた人物だと思いますが、それに不満を持つ勢力が、日本と円満な関係を築こうとしていた氏の外交姿勢をウィークポイントと捉え、攻撃。

失脚へ導く材料の一つにしました。本当の目的は反日ではなく、民主化を遅らせること。そのダシに日本が使われたのです。

日本人は、このことを頭に叩き込んでおかなければいけないと思います。

 
中国政治にとって日本とは、水戸黄門の「この印籠が目に入らぬか!」の逆バージョン的存在。「反日!」と叫べば誰も異議は唱えられない、正義の御旗です。

 
小学校から教育の現場で繰り返し繰り返し叩き込まれ、一種の道徳スローガンのようになっていますから、これに表立って反発を唱えることは、今の中国では難しい。

特に政治家にとっては最高に難しい。靖国参拝や尖閣諸島問題など、何か中国人のナショナリズムを刺激する行動を日本側が取った場合、もしも穏当に処理しようとすれば、そこを突かれて失脚してしまうかも知れないのですから。


ネット経由でいろいろと手元に入ってくる、反日デモの現地報告。
ついに真打ち登場で、中国において実際にデモに参加した中国人自身による
インサイダー・レポートを紹介したい。


これは、昨日になってツイッターを経由して、
瀋陽出身の中国人ウィキペディアンから報告をもらったもので、
柳条湖事件記念日の9月18日に、彼の知人(中国人)が
みずから反日デモに参加した際の当事者としての現地レポなのだという。

瀋陽再度爆發反日遊行 日本領館遭襲 (維基新聞) 


この報告者は、
ウィキニュースに投稿していること(=中国でウィキペディアン=そこそこ高学歴で頭いい)、
原文の筆致がかなり抑制・客観的で、中国政府に都合が悪そうなことや
現地警察の反応についてもかなり詳しく書いていることなどから、
おそらく反日を叫ぶためではなく「反日デモに混じって内部報告を上げること」を目的として、
デモに加わったように思える。


では、彼の報告を紹介しよう。
長いので以下に要約する。


<瀋陽9月18日反日デモ参加報告>
――――――――――――――――――――

<集合>
・記者(=報告の筆者)は9月18日9時半からのデモ実施を
ネットで知り、集合場所の中山広場へ向かった。
・集合場所は警官とパトカーだらけである。
・私服警官が「政府は今回のデモを支持している」
「ただし暴徒に利用されるのを防ぐため、
参加者が自発的に組織を作るのは許可しない。警察の誘導に従って動くこと」

を申し渡してくる。

・記者は警察と他のデモ参加者の誘導でバスに乗せられた。
・車上には制服姿の警官が数人おり、規定の登録用紙を配られて
「名前」「ID番号」「電話番号」「QQ(チャット)の番号」「住所」「家族構成」
などを記入させられた。

・バスに乗せられているデモ参加者は多種多様だった。
無職者と思しき人間から、個人商店主、
会社に休みをとってデモに来た社会人、組織的に参加している学生など
だ。
・バス上では別のデモ参加者から(あらかじめ準備された)国旗と、国旗シールを配られた。
シールは、例えばキヤノンのデジカメを持ってる人が、ロゴマークの上に貼ったりするためである。
たぶん、デモ中に破壊されるのを防ぐためだろう。
・その後、バスは市内の八一劇場へ。決起集会である。

※注.八一劇場、瀋陽市内にある人民解放軍瀋陽軍区・軍人クラブ内にある劇場だ。
解放軍の建軍日である「八一」の名称とその立地からわかるように、モロに軍施設である。



<決起集会>
・この劇場では組織的なデモの動員大会がしばしば開かれる。
・集会中には「理性的な愛国を」
「国内外の記者がこれを見ている、破壊活動はするな」とお達し。
・「小日本は釣魚島から出ていけ」「日本製品ボイコット」などの
スローガンが書かれた横断幕を、警察が示す。
ほか、なんと毛沢東の肖像画までもが(おそらく警察により)提示された。
絵の下には「偉大なる領袖にして導師たる毛主席」との言葉が書かれていた。

・劇場内において、全員で大声を張り上げてスローガンの練習。
・警察に「バスが来るから待ってるように」と指示され、
待ってる間に国歌や愛国歌謡の『歌唱祖國』、
『大刀向鬼子頭上砍去(日本人の首を切り落とせ)』などを合唱。
・会場内にはほかに共産党旗や、「海峡両岸で共同して釣魚島を守ろう」のプラカード。
台湾人が会場にいるのかは不明。ただし青天白日旗はなかったw

・その後、バスに乗ることになる。
人大杉であり「おまえらちゃんとバスに乗れ、順序守れ秩序守れ」
警察に怒られる。


<バスデモ>
・デモ隊を乗せたバスが走り出す。
車内より国旗を振ってスローガンを叫ぶ。群衆からの注目度は高かった。
・取り巻く群衆の中には制服姿の警官がいた。おそらく私服警官も混じっている。
交通警察の前を通った際、そこの警官がデモのバスに敬礼をしていた。
・交差点でバスがクラクションを鳴らすと、近くの市民の自動車がそれに唱和する。
魯迅美術学院の近くを通った際には、学生たちが走り出てきてバスに声援を送る。
・車内のデモ隊は気持よく興奮し、スローガンを叫び続ける。

・その後、記者の前を走っていたデモ隊のバスが停車して人が降りていくが、
自分たちのバスは停車せずに、むしろ日本領事館から遠くへと離れて走っていく。
・車内で警官が「政府の方でこういう段取りになってるから」
「デモバスはそれぞれルート違うから」「最後は領事館行くから」

説明するも、車内のデモ隊は不満。

・バスが再度領事館に近寄り、再び停車せずに走りだすと
「政府は俺らを弄んでいる、いいかげんにしろ。バス停めろや」
とデモ隊激怒。
・警察、必死でなだめるも、バスの窓を開けて路上に飛び降りるやつまで出てきたことで、
「もうええわ、降りろ」ということになり、
そこからデモ隊を再度組織して、横断幕を掲げて領事館を目指すことになる。

※中国に慣れた人間だと、なにやら状況が想像できて結構興味深い。
警察=DQN中学の修学旅行の引率の先生、みたいな感じである。

なんとYoutubeに現場動画まで上がっている。2:11あたりからの「イヤホォォォォ」な感じがとてもアホっぽくて素敵。
「理性的な愛国」とか、すでに現場到着前に崩壊してるんだが……。



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