ある種の中国との癒着構造が招いた経済的損失だったと 言えるでしょうね。大林組の大損は
大林組、中国撤退の英断
大手ゼネコンの大林組が、日本を抜き、世界2位の経済大国となった中国から撤退する。中東の反政府デモの飛び火が懸念される民主化の遅れと同様に、建設市場の規制緩和が遅々として進まないことに業を煮やしたためだ。日本も含め世界中の企業が巨大市場に群がるが、リスクも高い。大林組の“英断”は、日本企業の対中戦略に一石を投じそうだ。
「中国では、“食あたり”を起こした」
大林組の白石達社長は、中国での事業はもうこりごりと言わんばかりに、こう語る。
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2183986/
2011/03/08 23:47
kentanto さん
中国では日本企業が撤退する際の手続きが大変です。
過去にもひどい事例が多々ありました。
無事に戻ってこられる、というのは、それだけでも例外でしょう。
大林組が無事だったわけではないでしょうが。
2011/03/08 23:50
こんばんは。
一時の中国に対する進出、投資ブームから、ようやく様々な人達が目を覚ましつつあるとの証左でもあり、今後日系企業のみならず多くの外国企業が「逃げ出す」時期にきているのかも知れませんね。
記事中では他国の事にも触れられていますが、他国と堂々渡り合えるような人材が日本には希少となっている事の現れでもあるのでしょうか。
2011/03/08 23:54
古森さま
中国生産の縮小広がる 人件費上昇・デモ頻発でベトナムなどに移管
2011.3.8 17:01 (1/2ページ)
日本貿易振興機構(ジェトロ)が8日発表した2010年度日本企業の海外事業展開。。。生産、販売など全分野で中国が3年連続でトップとなり、依然として「世界の工場」「世界の市場」として存在感を示している。
海外や国内生産拠点の再編を最近行ったか、近い将来に行うと回答した企業は全体の16・9%。そのうち生産を縮小する国は、日本が2006年度の前回調査の67.9%から50.9%へと大幅に減少。一方で、中国は8.6%から16.4%へと倍増し、中国での生産縮小の動きが鮮明となっている。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110308/biz11030817030042-n1.htm
ちょうど本日、産経に上記の記事が出てました。
思い起こせば、しばらく前には中国への企業進出を、マスコミが執拗に煽っておりました。寺島実郎氏などは、中国へ行かなければ企業じゃないといった調子。国を上げての中国熱だったと申せましょう。カントリーリスクのカの字すらなく煽りまくったマスコミの方々には、よくそんなウワゴトが言えたものだったと、ただただ頭が下がります。そしてもちろんなんの反省もありません。過去の言動はすべてなかったことになっています。
つづきは → こちらへ
これはいいタイミングで決断されましたね。
今の中国はいつバブルがはじけてもおかしくない状況ですからね。
そうなればどんな不動産も投売り状態になり、新規で建設するなんてことは考えられない状況になりますし、もし作るってことになればそこに利権が絡んで盛大なワイド合戦になって、巻き込まれたら大事です。
しかし、彼の国の松下といわれるハイアールでさえ不動産ビジネスに力を入れているといわれる状況で、もしバブルが崩壊したら偉いことです。そしてそれが現実におきかねません。
何しろ今年の最重要課題がインフレの解消ですから、金融の引き締めなどが行われれば、バブルがつぶれるのはかなりの確率ではないでしょうか?
今のうちに戻ってこられるのならば、戻ってきたほうがいいですね。最も必ず現地での合弁で進出しているんでしょうからその辺も大変でしょうけど。