夕刊フジ 9月18日(火)16時56分配信
![]() |
拡大写真 |
野田佳彦首相(写真:夕刊フジ) |
民主党代表選(21日投開票)は、野田佳彦首相の再選が確実視されているが、一度加速した遠心力は止まらない。代表選後に「反野田」議員が30人規模で離党する可能性が指摘されている。衆院で与党過半数割れに陥り、政権運営が行き詰まる事態もあり得そうだ。
「民主党を国民政党として根付かせたい」
野田首相は17日、中国での反日暴動対策のため、インターネット中継に変更した福岡での立会演説会で、こう訴えた。
共同通信が同日、国会議員336人の支持動向をまとめたところ、野田首相は180人の支持を固め、200人に迫る勢い。1回目の投票で再選を決める見通しだ。
これに対し、「反消費税増税」や「反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)」を訴え続ける離党予備軍は30人規模に上るとされる。
衆院では、離党届を提出した松野頼久元官房副長官、石関貴史議員を除き、民主党からあと10人が離党すれば与党過半数割れとなる。野田首相は内閣改造・党役員人事で求心力を高める作戦だが、先行きは不透明だ。
橋下新党”意外な弱点…苦しい懐事情と選挙資金70億円
大阪市の橋下徹市長が代表を務める新党「日本維新の会(維新)」の結党が正式宣言された。党本部を大阪に置き、次期衆院選では350人程度の擁立と単独過半数獲得を目指すという。国民の注目は集まっているが、同党の弱点は「軍資金確保」といえそうだ。
つづきは → こちらへ