今回は、onagawa fishを作ってきたスタッフたち、そして、女川の新たな産業の未来のためのお願いです。
震災からもうすぐ6年が経ちます。世の中から震災のニュースはほぼ見なくなってしまいました。
たまに流れるニュースは・・・当たり前ではありますが・・・震災から立ち直った明るいニュースばかり。
しかしながら、ニュースにならない問題はまだまだ山のようにあるのも事実です。平成28年12月31日時点での宮城県内の仮設住宅入居者数は13762人もおりますし、うちのスタッフの中にもいまだに仮設住宅生活を強いられているスタッフもおります。
この先数年後、町はどんどん整備されていき、仮設住宅暮らしの方々も自宅を持つことができるようになり、被災地は以前よりも増して活気を取り戻すと予想されますが、同時に、女川に戻って生活したい方々が安心して働ける環境づくりも進めていく必要もあるのです。
我々はonagawa fishという商品を作って参りましたが、やはり『支援の為に買う商品』の枠から抜けきることができず、震災の記憶が薄れるのと同じ勢いで商品が売れなくなりました。
しかしながら今やらなくてはいけない事は、少しでも多くの人が女川に戻り、安心して働ける環境づくりをする事。
『支援の為に買う商品づくり』から『買いたい商品づくり』にシフトしなければいけないのです。
「それが誰よりも分かっていたもの・・・自分は木工に関しては知識も経験も浅く、このままいけばスタッフたちが6年間培ってきた技術を生かすことなく衰退していってしまう・・・。なんとか打開策はないだろうか・・・。」
わたくし湯浅はここ数年、こんなことばかり考えてました。
その様な中、「小さな復興プロジェクト」の活動が始まってすぐから活動に賛同し、東京を中心に販路開拓やイベント販売をプロジェクトのメンバーとして無償で手伝ってくれている髙島さんから、
その様な中、「小さな復興プロジェクト」の活動が始まってすぐから活動に賛同し、東京を中心に販路開拓やイベント販売をプロジェクトのメンバーとして無償で手伝ってくれている髙島さんから、
「木工玩具ブランド‶おもちゃのこまーむ"さんで、スタッフ募集してる」
という話を聞き、我々で下請けの仕事をさせてもらえないか・・・と、藁をもすがる思いでこまーむの社長、小松さんにお会いしたところ、
「どうせやるなら仕事の外注だけではなく、新商品を作ってブランドを再構築しましょう!!」
という、なんともありがたいお話をいただきました。
具体的には、我々の強みである『丁寧な磨き』で仕上げた木製玩具づくり。
震災から生まれたonagawa fish。そしてその中から生まれる木製玩具。女川から世界に飛び立つ玩具が、沢山の子供たちの笑顔を創りだす・・・。
とても素敵な事だと思います。
町に住む人だけではなく、世界中の子供たちを笑顔にさせるプロダクトが、ここ女川から生まれようとしております。
詳しくはコチラをご覧ください。
是非みなさま、女川から生まれる世界中の子供たちの笑顔のために・・・今一度ご協力いただけますよう、心よりお願い申し上げます。