レンズには固有の焦点距離があって、焦点距離が変動するレンズは、ズームレンズと呼ばれ、焦点距離が変動しないレンズは単焦点レンズと呼ばれています。
フルサイズ用レンズは、焦点距離ごとに、次のように呼ばれています。
~24mm 超広角レンズ
35mm~50mm 準広角レンズ
50mm 標準レンズ
85mm~100mm 中望遠レンズ
135mm~300mm 望遠レンズ
400mm~ 超望遠レンズ
また、レンズには、 f値= 焦点距離 ÷ 有効口径 というレンズの明るさを示す指標があって、開放f値の小さいものほど、明るいが、レンズは大きく、値段が高くなっていきます。
標準レンズですとf1.4、望遠レンズですとf2.8くらいになると、高級レンズといわれ、値段が跳ね上がります。
写真撮影に慣れてくると、焦点距離と画角・解放f値のボケ具合がだいたい頭にはいってきて、この場所では、50mm絞り解放が良い・・・といったようなレンズ選びが可能になります。
デジタル一眼の出始めのころは、APS-Cサイズしかなく、焦点距離を1.5倍しなければならず、イメージが合わなくて苦労しました。
焦点距離が短い広角レンズは、広い範囲を写すことができるのと、遠近感がはっきりでてきますが、ボケの効果はあまり期待できません。標準レンズは、見た感じと同じ感じの写真になりますので、扱いやすいです。望遠レンズは、遠い被写体を拡大できますし、背景がボケてくれるので、被写体を浮かび上がらせ強調することができます。