落葉がすすむ森のなかは、たった2週間ですっかり様変わり。
陽だまりが心地いい晩秋の朝散歩


2週間前の森の小径

晩秋から冬に向かういまが、わたしのいちばん好きな季節。
ああ、しあわせ。


先日、NHKの「クローズアップ現代」でジェンダード・イノベーションについて取り上げていました。
男女の違いを科学的に分析することで社会を変え、人々の生活の質を上げてゆくことを目的とした研究のようです。
以前から、健康診断の数値や薬の処方について性別や年齢などによって変化させる必要があるのでは、、、と感じていました。

動物実験では、性周期のあるメスが敬遠され、オスが多く使われてきたことが性差の発見を遅らせた要因となっているとのこと。
ジェンダード・イノベーションの研究によって痛みの回路に性差があることや薬の代謝、副作用、効能は男女で異なるということが分かってきている。現状では、ほとんどの薬が男女同じ処方であるため、薬の副作用が出るリスクは女性のほうが高いという傾向がある。

私は、母の介護を通して薬の処方に以前から疑問を持つことが多く、担当医師に相談したことが何度かありました。
今後、もっと研究が進んで健康診断の数値の基準や薬の量なども性差、年齢、薬の分解吸収能力などで細かく分類されることを待ち望んでいます。 

ウィーンではジェンダード・イノベーションの研究成果を生かした街づくりが進んでいて、高い評価を受けているようです。
日本でも、こういった街づくりも含め様々な分野でジェンダード・イノベーションが生かされることを切に願っています。