昨年の夏に依頼していた家の石垣が一週間前にようやく完成しました。


浅間石の石垣です。
浅間石は浅間山の溶岩石で長年土の中に埋もれていた貴重な石。
石の採掘は現在禁止されており、「いい石を入手することがなかなか難しくなった」と職人さん。

浅間石の石垣というと、軽井沢の万平通り、旧ゴルフ通り、幸福の谷など、軽井沢を代表する情緒豊かな場所として知られていますね。
今回は野面積み(のづらつみ)という石垣の加工法で積み上げています。
自然石や割石をほとんど加工せずにそのまま積み上げていく方法だそうです。
自然の形のままで角のある石はとても少なく、「取って置きの石を使ったよ」と。
確かに、どの角もきっちりと美しく仕上げていただきました。
雨に濡れると、ゴツゴツと荒々しい表情に墨のような深い漆黒の色が重なり浅間石の魅力がより増すようです。

小さな我が家の石垣ですが、これから時を重ね、どんな苔や植物が石垣に根付いてくれるのか、今からとても楽しみです。