ウィーンの音楽を満喫する | カプチーノを飲みながら

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イタリア度95%、正直90%、おもいやり90%設定のブログです。

ウィーンは「音楽の都」。

そして、今回の旅のもう一つの目的はオペラ鑑賞!!

演目はG・ヴェルディ作曲の『椿姫/La traviata』!!

 

 

国立歌劇場では

格安でオペラを鑑賞できます!!

 

 

 

 

『MMRマガジンミステリー調査班』より

 

 

当日の立ち見席は3、4€!!

ほぼ500円!ワンコインですよ、ワンコイン!!

文脈と全く関係ないワンコインカレーの拾い画像を唐突に貼っておきます

高価な席になると3万円近くすることを考えると、この値段は破格です!

実は、大学生の時にこの方法で何度かオペラを観たことがあります。

 

 

この日記を読んでいる方の中には

 

「オペラ??敷居が高そう・・・」

 

と思っている人がいるかもしれません。

敷居が高いと感じるか低いと感じるかは、人それぞれの感じ方次第なので何とも言えませんが

音楽の都で、本物のオペラに触れることができる、値段の敷居は高くない。

日本ではこんな機会はありません。

もし、ウィーンに来ることがあるならば、是非オペラ体験してほしいと思います。

 

 

①当日券の購入場所

国立歌劇場の裏側に回ると、当日券売り場があります。

入り口にはスタンディング・エリア/Standing Areaの看板があります。

 

全体の流れとしては

開演80分前にチケット販売が開始。

開演20分前、立ち見席へ移動。

クロークに上着と荷物を預ける(無料)

開演(途中、トイレ休憩あり)

 

演目にもよりますが、開演の2時間半~3時間前には並んだ方が良いです。

今回、僕達は2時間10分前くらいに並び始めました。

演目が有名な『椿姫』だったこともあって、既に長蛇の列でした。

もっと早く来るんだったー。

順番待ちの列が動き出したところ

順番待ち用に、時間が潰せる本などを用意しておくと良いでしょう。

今回、僕の前に並んでいたのがスペイン人家族だったので、片言のスペイン語で話しかけてみました。

すると、おじさんが英語でずーっと話してくれまして。

スペイン内戦の話から、サッカーの話、地元愛やF1レーサーのフェルナンド・アロンソ(オビエド出身)の話とか色々と。

おじさん達家族はスペインの北、オビエドの近くにある街ヒホン/Gijonから来たそうです。

マドリードやバルセロナよりも安くて美しい観光名所があると激推しされた

約2時間の待ち時間があっという間に過ぎてしまった。

こういう異文化コミュニケーションも旅の醍醐味ですよね。

 

②チケット購入、座席と値段について

立ち見席券は3種類。

・シュテーパルテレ/Stehparterre:平土間席奥の立ち見席(4€)

・バルコン/Balkon:2階桟敷席(3€)

・ガレリー/Galerie:天井桟敷席(3€)

今回、長蛇の列で4€の平土間奥の立ち見席(約50名)は良席を確保できそうにないと思ったので

3€のバルコン席を購入しました。

 

が、基本的には

4ユーロを購入しましょう

4€席はど真ん中後方なので、ステージ全体を見渡すことができます。

 

 

③チケットを買ったらダッシュで良席を確保すべし!

歌劇場の豪華絢爛な装飾に見とれてしまいますが、まずは席確保を優先です。

指定席ではないので、良席からどんどん埋まってしまいます。

って、僕らも写真撮りまくってしまったわけですが・・・

 

席は確保した!

そして、ここがバルコン立ち見席からの眺め。

ステージ全体は見られないけど、オケピットは見られる

 

それから、可能であればマフラーを持参しておきましょう。

写真のようにマフラーを巻きつけておけば、席を取られる心配はありません。

各座席に字幕案内が付いてる!(日本語字幕もあり)昔はなかったのに!

 

席を確保してしまえば、後は開演までいくらでも写真を撮ることができます。

開演まで自由に劇場内を撮ることができます

関係ないですけど、一番高価であろう中央ボックス席の前列に全て日本人客が座っていたのはびっくりしました。

皇族の天覧演奏会か何かかと思いましたよ。。。

 

一応、『椿姫』の動画を貼っておきますよ(ウィーンのじゃないけど)

 

休憩中にはバーラウンジでステキな時間を過ごせます。

一度、ドレスコードを決めてくつろいでみたいものです

 

オペラ後半も終了。

『椿姫』は僕も抜粋でいくつか歌ったことがあるオペラなので、観客というよりは歌い手目線で楽しむことができました。

音楽的、演出的に興味深い点がいくつかありました。

タイトルロールのソプラノ歌手と父親役のバリトン歌手が素晴らしく聴き応えがありました。

テノール歌手は後半を考えてか前半かなり抑えて歌っていたのが少し不満でした。

演奏が終了しカーテンコール

 

終演後は大変混み合います。

カーテンコールを最後まで見て余韻を楽しむのもありですが、僕らはバスの時間があったので混み出す前に席を立ちました。

帰りの地下鉄では、偶然イタリア人グループ(多分、修学旅行の団体)と居合わせたので、たった今オペラ『椿姫』を観てきた話をして盛り上がりました。イタリア人のフランクな感じ、やっぱりいいわー。

そんなイタリア・オペラな夜でした。