バス移動に注意 | カプチーノを飲みながら

カプチーノを飲みながら

イタリア度95%、正直90%、おもいやり90%設定のブログです。

12月に休暇をもらえることになったので、日本に帰省することにしました(って、既に年末なんですが)

 

帰省にあたって考えたプランはこちら。

・引っ越す(以前から引っ越す予定だったので日本行きの荷造りも兼ねて)

・トリノで友人に会ってミラノから帰国

 

イタリアにはFlix Busという格安なバス会社があります。

シエナ~トリノ間の直行便を調べてみると14€(1800円かからない)

距離にして約450km(東京~京都くらい)を映画代の料金で移動できるなんて安い!

もし、イタリアで利用したい時にはFlix Busで検索してみてください。

 

出発当日。

そして、アパートを去る日でもあります。

ありがたいことに、同居人のマヌエレとサルバトーレがお見送りしてくれるとのこと。

 

マヌエレ(写真左、カラブリア出身)、サルバトーレ(ナポリ出身)

サルバトーレは友人達のために手作りピザを振る舞ってくれるいい奴です。

 

せっかくなので軽くお昼にしようということで、駅前のバーガー屋に寄りました。

この時、時計は13:30。バスは13:50に出発。

これを読んでいる勘の良いあなたは、既に嫌な予感がしているかもしれません。

お昼時で混雑しているらしく、注文したバーガーがなかなか来ない。

 

13:44

ようやくバーガー到着。急いで食べ始める。

 

13:46

サルバトーレ「慌てることはないぞ。バスは逃げないんだから」

 

一人先に食べ終えたものの、会計のレジが混んでいる!

バーガー代を友人達に渡し、先に店を出ました。

 

13:51

バス停に到着。そして、見えました。

目の前100m先を走り去っていくFlix Bus。

汗だくの状態で呆然と立ちすくむ僕はこんな感じ。

『ジョジョの奇妙な冒険:第三部』より

 

13:53

遅れてやってくる二人。

 

サ「本当にFlix Busだったのか?トリノ行きだったのか?別便のバスと見間違えただけじゃないのか?」

 

バス停でバス待ちをしていたおばさんが口を挟む。

 

おばさん「トリノ行きは出たわよ。私、運転手に尋ねたから確実よ」

 

 

サ「くそっ、時間どおりに出るなんてふざけてやがる!」

マ「普通は5分くらい遅れるもんだ!!」

 

安心しろ、すぐに解決できるから、と彼らは相談窓口に電話。

ここから先は怒涛の交渉術が始まりました。

「普通は、出発する前に予約確認するとか電話するとか少し待つとかするだろう」

「13:47には着いていたのに既にバスが出発していた(嘘)」

 

いや、分かってる。

何となく、こうなるんじゃあないかなぁと思っていたよ。

もっと早めに店を出るなり、バーガーを持ち帰りにするなりすべきだった。

でも、見送りしてくれる友人達と話していたかった、友人達を急かしたくないという気持ちがあった。

だから、誰のせいでもない。僕のせいなのです。

 

そしてFlix Busが提案した振替便は

乗り換えが必要なのでトリノに到着するのが深夜3:30。

僕はトリノにホテルを予約しているので、3:30着は不可能。

 

バス代もホテル代もパーか。

そう思った時、バス待ちをしていた女の子が電車の時刻表を調べてくれていました。

電車を利用すれば本日中にトリノに着くと。

4回乗り換えが必要だけど22:20にはトリノに着く!

良かった、とにかく今日中にトリノに着くんだ。

女の子と同居人達に感謝して、電車に乗り込みました。

 

しかし、これで終わらないのがイタリア。

電車が15分遅れましてね、乗り継ぎできなかった。。。

結局、電車を5回乗り継いでトリノに到着したのが23:30。外は雨。

酷い一日でした。

 

トリノ市街には路面電車が走っています

トリノを一日観光して、ミラノ・マルペンサ空港へ。

この日は早朝のFlix Busでした。

バスターミナル前のBARでコーヒーを飲みました

バスターミナルには10分前に着いたので、今回ばかりは乗り遅れることはなかったんですけど。

 

なんとこのバス、定刻の3分前に出発!!!

 

前回乗り遅れた時は100%自分に非があると思っていたけど、もしかしてバスの方も怠慢だったんじゃないか?

そんなことを考えました。

イタリアで公共交通機関を利用する場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。