猛暑が続く炎天下、国道43号沿線で無電柱化に向けた取り組みとして、地下通信設備の試験掘工事が行われています。

 

芦屋市内では、沿線の北側は神戸側から若宮まで地中化工事の完了と工事中です。

今回、打出町と大東町~平田町の間において電線共同溝等の設置に向けた事前調査として試掘が行われています。

 

芦屋市においても南芦屋浜の一部地域や朝日ヶ丘町の霊園に向かう道路において無電柱化の取り組みが行われてきました。

 

国は、災害時の電柱などの倒壊による交通遮断を防止することから無電柱化をすすめ、国道2号において取り組まれてきました。

国道43号も同様の取組みですが、無電柱化に伴う工事費が約3.5億円/㎞を要しており高額化しているとの指摘もあります。

国では低コスト化を図っているようですが多額の費用を要することに限りなく効率的な施工を求めたいものです。

工事主体は、国土交通省ですが工事契約で行うことから直接的には請負業者が担当窓口になるようで、共同溝の対象になるのが関西電力、NTT、テレビ共聴事業者、Jcomなどが関連しており、課題として共同溝ボックスから戸別引き込み時の住戸との折衝が大切ですが、過去の工事においてその点がずさんとの指摘もされています。

住民に寄り添った対応が必要ですし、工事発注者としての国土交通省の責任ある体制と対応が求められるところです。