さて今日から、イエメンの教育計画策定のためのワークショップを主催する為に、ヨルダンの首都アンマンへやってきた。


本来ならイエメンでこの手の会議は行われるべきなのだが、治安情勢が悪く、国連職員や二国間援助機関であっても、イエメンに入国するかが難しく、隣国であるヨルダンで今回の会議は開催されることになった。


ちなみに、以下がヨルダンの地図と、青丸で表示されてるのがアンマン。アンマンは山岳地帯を隔ててイスラエルの右側。


ヨルダンは北は、かつての首都サナアを拠点とするフーシ派と、南のアデンを首都とする南北に分かれた紛争が続いており、去年から和平への期待が高まってる。


年末にはこんな記事も出た。



ただ、何事も締結されるまでは安心できないので、粛々と仕事を進めていくのみ。


ヨルダンの仕事を難しくしてるのは、南北の政府間で対話が非常に限定されている一方、国際機関特にGPEなどが、イエメン統一プランを主導してることにある。実際に人口の半分以上、一説には7割近い人口は北にあるので、国際的に認められているアデン(南政府)とだけ計画を作ると、イエメンの人口のほとんどが排除された計画になってしまう。こうした状況で、技術的サポートを依頼されIIEP(ユネスコ国際教育計画研究所)としてサポートしてるのだが、数字でま議論でも何事も政治的要素を帯びるので、色々な立場の間に板挟みになる。



つづく