開いていただきありがとうございます!
突然ですが、皆さんは日常系の良さってどこにあると思っていますか?
癒し、深く考えずに見られること、かわいさ等々色々な答えが出てくることでしょう。一度アンケート取ったら面白そうな。
この質問、僕はいつもこう答えてます。関係性の変化をこと細かくかけることです。
日常系とは真逆のジャンル、バトル系だとなかなかこれを成立させるのって困難なんです。
例えば金色のガッシュとか、最初は一人ぼっちだったのが最後には魔界の皆が仲間という状態にまで上り詰めますよね。でもその変化の過程って大抵はバトルを通じて互いの想いをぶつけ合い、その結果バトル終了時には分かり合っているという荒っぽいものなんです。
これはバトル漫画の特徴で、1つの明確な目的が常に存在しその目的を果たすべくノンストップで進まないといけないので関係性の変化を細かく描いてる余裕なんてないんです。
では、日常系はどうか。タイトル通りスロウスタートを例にして話していきます。
皆さん、花名ちゃんとたまちゃんが仲良くなった明確なきっかけ、言えますか?僕には無理です。
何故なら花名ちゃんとたまちゃんが仲良くなれたのは日々の何気ない会話の積み重ねによるものだからです。大層にきっかけと呼べるものなんて存在しないんです。でも間違いなく花名ちゃんとたまちゃんの関係は進展しています。
スロウスタートの作中で果たすべくノンストップで突き進む目標なんてありません。浪人していることを打ち明けるという目標は花名ちゃんの中にあるでしょうが、今すぐしなければならないかと言われればNOでしょう。
つまり作中に大きく余裕があるんです。だから小さな会話の積み重ねを描けますし、それに伴う細かい関係性も描ける。これこそが日常系であることのメリットだと僕は考えています。
そんな細かい関係性の変化の描写が秀でているのがスロウスタートです。読みましょう、スロウスタート。何度でも読みましょう。
