ここ最近、毎週日曜日にウロウロ散歩する道沿い。散歩ではなく旅行なんぞにも出掛けてはみたいのですが、なんせ先立つモノがワタクシにはないのです。
いつも同じ道を歩いていると、菜の花辺りから始まって・・・桜やタンポポ、その他名も知らぬもの含めてたくさんのお花。
春が来た!と嬉しい反面、散っていく様を想像すると何故だか物悲しくなります。
桜は少しずつ花びらを落とし、歩道の脇なんかをピンクに染めて「これはこれで風情なのか」なんて思いながら歩いていると目の前にワタクシよりも20歳くらい上だと思われるご婦人一人。
人生の先輩でもあるそのご婦人、ワタクシに向かってにこやかに何か言っている。足を止め、慌てて注視し「どうしました?」的な目線を送ると「今年はあっという間だよねえ」と再びワタクシに言いながら桜を見上げる。
「そうですね、今年はあっという間な気がします。」と、実際に思ったことを口にするワタクシ。
「そうねえ、あっという間だったよねえ」ご婦人、桜を見ながら「この通りは本当に好きなのよねえ」・・・そして、「また来年よね」そう力強い口調で言い、ワタクシに向かって微笑むのだった。
「そうですね」と返答すると、ワタクシに向かって手を挙げ「では、また来年!」とそのご婦人。
「また来年!」こちらもそう返して、見ず知らずの二人・・・一分ちょいとの立ち話に幕。再び歩き出したワタクシなのだった。
来年の今頃、また同じ場所でご婦人と遭遇出来たら面白いなあ。ニワトリ頭の50代を覚えてくれているべか?。
さ、なんだかどんよりした週の半ばではございますが・・・健やかに朗らかに・・・不謹慎に参りましょうか。
本日の一言。
「大きい犬が向かってくると・・・やっぱり怖い。」