彩織さんに憧れて?ピアノを再開した。中学二年生以来だ。バイエルから始めたけど久しぶり過ぎて指が思うように動かない。でも、昔やった曲をなぞるうちに、わけもわからず親が月謝を払うままにピアノを弾いていたあの頃の私にも、曲の好き嫌いがあったことが判明した。覚えている曲と覚えていない曲がある。私、ピアノ好きだったんだ、って初めて身体の感覚として知った。23にして。
ピアノが入っている曲が好きだと自覚したのは、the HIATUSに出会ってからだ。エルレの時はそこまでハマらなかったけど、エイタスにはかなりハマった。エモパンクとかそこらのジャンルに入るのかな。とにかくモッシュしてる感じのジャンル。音楽分野に乏しい私に、「ロックにピアノが入ってる」のには衝撃的で、あとは豊富な打楽器にも。機会があったらthe HIATUSのThe Flareという曲のPVを見て欲しい。いろんな楽器をぶちかましてる。公式サイトで見れる。この曲は私には衝撃的過ぎて二週間くらいこればかり聞いてた、それは昨年の秋のこと。その頃からくすぶっていたんだけど、実際私が実家からピアノを持ってきたのは今年の2月。
でも全然弾かなかった。惹かれる何かがまだ足りなかったのか。つまらなかった。
でも、世界の終わり、と出会って何かが爆発した。ポップスにあまり惹かれることのなかった私が見事に惹かれた。とにかくメロディーが美し過ぎる。ここまで作曲の観点からハマったバンドはない。ヤバい。音が、ピアノが奏でる音が、鍵盤が指に触れる音すら聞き取りたくなるくらい、美しい。ひとつひとつの音が重なって出来上がるメロディーや、とにかくピアノやシンセサイザーが音符を辿ってひとつのメロディーになるのが美し過ぎる。素敵過ぎる。
迷わずピアノの楽譜を開いた。指の体操から。空間に音が鳴るのが美しい。ひとつのメロディーになるのが、重なる音が寸分の狂いもなく同時に鳴るのが。
セカオワはおかげで毎日聞いてる。ギターの音、ピアノの音、ボーカルの声、全てを拾いながら。こんなハマり方をするのは異常なのかもってくらい。そんなこんなでバンドスコアを買った。正直、彩織さんレベル高過ぎじゃね!?ってビビった。基本的に五本線から飛び出してる譜面なんですけど。当たり前なの?(苦笑)因みに彼女、グランドピアノ買っちゃったらしい。ていうかそもそもが私のレベルが低すぎるのもあるし。
ピアノ単体の曲と、伴奏としてのピアノじゃ違い過ぎる。伴奏はやったことがないので、あまりの世界の違いに挫折気味だった。でも、パニクらず、重なってる音を分散させて、なんの音か把握する。そのうち重ねる。連続して弾いてみる。右手が完成する。左手も同様に。両手合わせる。けど本来のスピードより何倍もゆっくり。それを徐々にスピードを上げる。それかまず1ページ仕上がる。…10ページ以上あるんですけど。でも楽しいから毎日続いているんだろう。自分でも吃驚だ。
添付はうちのベランダの花。私、そんなことする人間じゃなかったのに。病院で、赤ちゃんに触れてから変わった気がする。病気をしてる赤ちゃんでも毎日少しずつよくなる。体重が増えて大きくなる。発達する。意図して笑うようになる。しゃべる。言葉を覚える。命の力っていうのはなんて素晴らしいんだろう、って感動した。中絶なんて金さえ払えばなんとかなる、って思ってた私が、今ではそんな考えは全くしない。命はかけがえのないもの、っていう単語が私の血肉となって、これからは私の口からも発せられるのだろう。
とにかく花は可愛い。水をあげれば成長する。人間の心みたいに複雑じゃない。太陽のあたる場所に置けば喜ぶ。水をあげなければ枯れる。肥料をあげれば肥える。毎日少しずつ成長していくのは愛しい。今は一個だけだけどまだまだプランターが増えそうだ。純粋に楽しい。そのうち野菜に手をだしそうだな(笑)ちなみにこの花は黄色く。某バスケのイエローを想像して買ったとか内緒だよ(笑)
6月は厄月だった。今年一年の災いが全てふりかかったんじゃないかってくらい。私は辛かった。傷ついた。生きる力を失いかけた。身体は衰え悲鳴をあげ倒れた。ボロボロの藻屑になった。それでも立ち上がってまた7月を迎えた。人間ていうのはそういうふうに出来てるんだろう。
学んだことがたくさんある。自己主張ができるようになってきた。話すことが億劫だったのが嘘みたいに。そうすることで人の優しさにも触れた。また1人じゃないって知った。失いたくないものや大切なものを知った。転職はしない。まだここの人たちと繋がってたい。自由な金より自由な時間が欲しい。
これからバンド活動をしたいと考えてる。現実的にシンセサイザーとして拾ってくれると言う人がいてくれてる。
そして小説。あんなに書けなかったのに、また書き始めた。笑っちゃうよね。ある人との出会いから、投稿してみようかなって思えた。目標に向かって突っ走るんじゃなく、目の前にあるものから形にして、それが連続すると目標に到達するっていう感覚はピアノに似ている。毎日少しずつ進めてる。
6月は苦しかった。こんなに悩んで手にしたのだから、決して放しやしない。
お疲れ様、私。