あるヨギの自叙伝 / パラマハンサ・ヨガナンダ | のらくろの人生いろいろ

のらくろの人生いろいろ

カルト団体による集団ストーカーの組織的嫌がらせに負けないよう、日々つとめています。

インドの聖者・ヨガナンダの自伝を読んだ。
カルカッタに生まれ、ヨガを修練したあと、
師匠のスリ・ユクテスワの命でアメリカに布教に行く話だ。

 

この人には前から興味ありましたが、

本が4,600円と高額なため、

ためらっていたところ、

図書館にあったので渡りに船とばかりに

借りてきました。



神秘的なことから科学的なことまで、
体験をもとに書かれている。
不思議なできごとが多いけれど、
愛や善意が理念の基本となっているので、
読んでいるあいだは神聖な気持ちになります。

ここでいうヨガはよくあるハタヨガのような、
ゆる筋トレやストレッチ的なものではなく、
瞑想や呼吸法を軸にしたものだけれど、
実践法については本の中では紹介されていない。
師匠から弟子へと継承される伝統だからです。

どうもヨガというと、
地下鉄サリン事件を起こした、
カルト団体のイメージが強いですが、
多くのヨギ(ヨガの行者)は、
平和を愛する知的な人たちです。
邪悪な印象はありません。

ヨガの目的は心と身体の統一をすること。
身体の悩みは心の悩み。
原因を求めれば問題解消にもつながる可能性も
あります。
ハタヨガなどは使われていない筋肉や
血流、リンパの流れを促し、
その刺激が眠っている意識を目覚めさせ、
身体の声が聞こえてくるようになります。

しかしここで
ヨガナンダが提唱するクリヤ・ヨガというのは、
ただの美容体操ではなく、もっと精神的なもの。
行法としては姿勢をピンとして、
頭のてっぺんから肛門と性器の中間まで
一直線にして脊髄を正し、
その道を呼吸が通るようなイメージで
精神統一する感じです。
専門家の指導がないと、
できなさそうですが、

姿勢を正すというのは、
普通に健康に良さそうですが、
呼吸法も取り入れると、
体内にたまった悪い空気を
取りのぞけそうな気がします。
何年も続けると
梵我一如を体験できるなんて話も?
クリヤヨガができなくても、
姿勢の矯正と瞑想だけでもやってみたいです。

昨今の健康ブームで、
一日一食のファステイングや断食、
ヴィーガンなど、話題にされていますが、
ここにもそのヒント(と言うか元ネタ)がありますので、
ダイエットに興味のある方にもおすすめです(笑)

コロナ禍で大変な毎日ですが、
邪悪な勢力に負けないよう、
心を鍛えたいものです。