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今、ここを過ごせますように~~認知症の夫と

夫は67歳でレビー小体型認知症と診断されました。
あの時ああしていれば…
これからどうなるんだろう…
どうしようもない過去や、どうなるかわからない未来に、つい囚われそうになります。
今できることに心を込めて過ごしてゆけるようになりたいです。

夫はこの3年間、秋が深まる頃から調子が悪くなり、1月に不調と混乱のピークを迎えて入院、暖かくなるにつれ落ち着く、というパターンを繰り返しています。

 

一昨年の一月は、呼吸のしづらさ・激しい頭痛を訴え、それが高じるとパニック発作を起こす、精神症状のような意識障害混じりの発作を起こす、を繰り返しました。

始めは短時間だったのがほぼ一日中になり、飲食もままならなくなり、頻繁に受診して薬の調整をしても全く改善せず入院。

ここでガラリと薬の処方が変わり、少しずつ症状が落ち着き、春夏は細やかながら仕事や趣味に取り組む時間も持てるようになりました。

 

昨年の一月は、目が見えないと訴えるようになり、徘徊や失禁が頻回になり、食事もうまく摂れなくなってきました。

掻き込むように食べ物を口に詰め込み窒息しそうになったことも。

最終的に意識障害を起こすのがほぼ一日中になり、食事が一切取れず、点滴では追い付かなくなり入院しました。

この時は薬の調整ではどうにもならず精神科で物理療法を受けました。夫には合っていたのか、春先には以前の夫と変わらないような様子になり、食事も完食できるようになって退院。

でもまたすぐ胃腸の不調を訴え、食事がとれなくなって体重も激減、2カ月弱で再入院しました。

 

今年は肺炎が悪化し、痰での窒息死を免れるために気管切開、寝たきりで飲食できない状態になってしまいました。

 

昨秋には退院の話も出て、退院後に食べたいものの相談をしていたことを思い返すと、悲しく切なく、信じられないような気持ちになります。

でも、今は24時間ベッドで過ごしていますが、たいてい穏やかな表情をしています。

昨年一昨年始めの、本人も周りも何が起こっているのかわからない恐ろしさ、絶え間ない激しい苦しみを思い返すと、

ホッとするような気持もあります。

 

面会に行くと、元気な頃よく聞いていたCDをかけて、返事をしてくれない夫に他愛のないことをぽつぽつ話します。

こんな風に穏やかに過ごせる夫との時間、大切にしたいです。