新年度、新たな生活が始まって1週間以上が経ちました。
子供も親もまだ慣れない環境や習慣下に置かれ手探りの状態です
そんな中で今更な振り返りにはなりますが、
ようやく昨年度のクライマックスである卒園式について綴りたいと思います。
年長さんになってから数々の行事でマイペースを振り切ってもはやパニック状態になること多々であったプチさん。
記事にしそびれていますが生活発表会、夏の夕涼み会でも…。
卒園式も不安要素を抱えながらも予行練習を重ね、家でも自発的に修了証書を受け取る練習をしてみたりと中々の意気込みを見せていました。
そして当日。
経験上、私の姿を見ると駆け寄ってきてしまうことが分かっているので私は他の保護者の中に隠れるように着席。
固唾を飲んで見守る中、卒園児の入場に始まって壇上に並ぶ園児たちの中ほどにいたプチさん。
園の歌を歌い、
練習の成果が実を結んで修了証書も式の流れを壊すことなく堂々とした姿で受け取り、
園長先生の式辞だったか、理事長先生の祝辞だったか、
少し長いお話が始まった時でした。
「おなかいたーい」
誰の声であるか、もう先生達も同じクラスになったことある保護者も皆分かっていただろうと思います。
何回かお腹痛いが聞こえた後、
「おしっこー」
バタバタバタ、と足音と共に雛壇から飛び出して一気に会場外へと駆け出していく我が子の姿に唖然としつつ、
この音声って調整して何とかなりませんかね?
と式のビデオ撮影をしている業者さんに心の中で訴えるのでした…
※もちろん当日は本当に具合が悪いことも懸念していたのですが式後で本人に尋ねたら痛みはなく、式中は緊張していたので痛い気がしていたとのことでした。
会場外に式に参加していない先生がいたのかどうか分かりませんが、
程なくしてトイレを済ませたプチさんが再び会場に姿を表してしれっと元いた場所に戻っていったのを見た時はホッとしました。
もしかしたらあのまま帰ってこない可能性も頭にあったので
そうして式辞祝辞などのお話が終わったところで
卒園児による歌が。
"さよならぼくたちのようちえん"
恥ずかしながらこんなに涙腺にくる卒業ソングがあったなんてこの日まで全く知らず、
もうイントロだけでかなり胸を打たれてしまいました。
プチさんが皆と一緒にしっかり歌っていたら本当にメイクがボロボロに崩れるくらい泣いていたと思います。
しかし残念ながら、ほとんど歌わないまま年中担任の先生の足元に座り込んでふにゃふにゃの状態だったため私の涙腺は決壊寸前のところで保たれました。
その後の「一年生になったら」はどうにか歌にも参加することが出来、
トイレを除いて脱走しなかったのだからまあ頑張ったかなと、
意気揚々と先生について一番で退場していった娘の姿を見送りながらホッと脱力しました
そして式の後には本当に最後の最後まで恐らくヒヤヒヤさせられながらも粘り強く対応し見守ってきてくださった先生方に改めて感謝を伝えました。
プチさんに弟妹がいれば何かの機会に園を再訪することもあったでしょうが、
現状一人っ子であり恐らくはそのまま一人っ子でいくことになりそうなので、
先生方の顔を見るのも園に足を踏み入れるのもこれで最後だろうな、
と後ろ髪引かれる思いで園の建物を目に焼き付けてしんみりした気持ちで帰途につきました。
まさかこの翌日に別れの挨拶をしたばかりの担任の先生から連絡があり、前もって持ち帰っていたお道具箱の中に他の子の文具が入っていてそれを届けに再び園に足を踏み入れることになるとは到底想像も出来ませんでしたね
最後の最後まで親子共々ご迷惑を掛け、
申し訳ありませんでした先生方
そして本当に本当に、ありがとうございました。