こんにちは!
人と自然を愛してやまない地球LOVERS🌏のMASAYAです!
以前に猪の解体作業を体験させてもらったひなたファームさんから「鹿が罠にかかった」という連絡をいただきこれは滅多にないチャンスだと思い予定を全てキャンセルしてすっ飛んで行きました
ちなみに猪を解体したときの記事はこちら
↓
生駒から電車で約2時間
JR古市駅から車に乗せてもらい現場へ
そこには確かに鹿の姿がありました
くくり罠という足に引っ掛ける仕掛けがしっかりとかかってます
生命の危険を感じているのか逃げようと必死の鹿
その鬼気迫る姿に緊張感が走ります
※この後の一連の流れは文章のみでお届けします
自己責任でお読みください
まずはシメるところから
鹿に動き回られると危ないのでまずハンマーで眉間を殴りよろけさせます
殴った瞬間「キューン」という鹿の鳴き声
鳴き声を聞くと胸が痛くなります…
倒れたところで首の頸動脈を切ります(放血)
しかし切ろうとすると鳴き声をあげながら暴れて抵抗
鹿もやられまいと必死
でもこちらもやらないといけないので再度首を切りにかかる
切った首元からは赤々とした血液が流れてくる
そして血が流れるにつれ段々と動きが鈍くなっていく
何かを訴えかけるような、はたまたどこか遠くを見ているような鹿の眼
目を背けたくなるけど逃げちゃダメだとばかりに最期まで見届けます
そしてそのまま完全に動きが止まる
ひとつの生命が途絶えたのを目の当たりにし、ひとり心の中で「ごめんな」と思いながら合掌
なんとも言えない壮絶な時間でした…
そしてこうして生命が繋がれて自分たちが生きているんだということを肌身で感じた瞬間でした
この生命のやりとりが常にどこかで行われてるということを忘れてはいけないと感じました
鹿の血抜きが終わった後は近くの川に運び内蔵出し
内蔵を傷つけると内容物が付着して大変なので慎重にお腹を切って内蔵を出していきます
心臓やレバーや胃などは食べることもあるそうです(僕も好き)
いらない腸や肺や膀胱はその辺に放っておくとカラス達が食べるということ
これもまた自然の摂理であり食物連鎖
ちなみについさっきまで生きていたのでまだ温かい状態
それを冷やすためにしばらく川に浸けておきます
そのほうが後の処理がしやすいんだったかな?(うろ覚え)
それから工房に運搬して吊るし、皮を剥ぎ、肉を切り出す、という一連の流れを見学させてもらいとてもいい経験になりました
今はスーパーに行けば機械で処理されパック詰めされた肉が安い値段で買えてとても便利
でもそれはその生き物の生命そのものなんだと思うと感謝せずにはいられません
工房では解体しながら文字通り捌きたての新鮮な鹿肉をBBQにしていただきました
しっかり血抜きしてあるので臭みもなく美味い
原始時代はこうだったんだよなぁなんてことをしみじみ思いながら鹿肉を味わう時間はとても贅沢でした
鹿の生命と向き合えたのもとてもいい経験になったし、その鹿の肉を食べて美味しいと感じることも生きてて良かったーー!!と心から思います
こういった経験をすると食べることへの感謝が溢れてくるので、経験できる人は人生で一度は経験してみてください
ほんとに物の見方変わります!!
お土産に鹿肉を少しわけていただきました
また美味しく料理します