祇園祭で盛り上がる成田で ひっそりと小津安二郎を鑑賞いたしましよう。
祇園祭が盛り上がると言っても、参道界隈です。
スローダウンのあるJR成田駅西口はアレですね。
若い頃はこういう古い映画は苦痛でしかありませんでしたが、年齢が進むにつれて、ふむふむ感が増してまいりました。
「東京物語」は尾道が舞台のひとつです。
戦後間もない尾道を垣間見ることができます。
大林宣彦さんの尾道映画で尾道ファンになった私にもうれしいです。
大阪や東京に子供(と言っても大人ですが)が散り、それぞれが精いっぱい生きる場に訪ねていく父母。建前は歓迎するが本音は厄介に思う子供たち。それを感ぜずにはいられない父母。
旅の中で体調を崩し、尾道に帰るとあっけなく死を迎える妻。
葬儀も終わり、孤独を受け入れざるを得ない夫。
特に大きな事件も起こらず、淡々と映し出される家族のそれぞれ。
個人的には笠智衆さんのファンでありますが、役の年齢設定が70才、実年齢が49才ということで、そう思ってみると若いなぁとも思える。
7日午後2時から。参加費500円+ワンドリンクです。
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