番外編⑤高速道路料金の「値下げ」 | スロウ・ボートのジャズ日誌

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ジャズを聴き始めて早30年以上。これまで集めてきた作品に改めて耳を傾け、レビューを書いていきたいと考えています。1人のファンとして、作品の歴史的な価値や話題性よりも、どれだけ「聴き応えがあるか」にこだわっていきます。

高速道路の料金が値下げされますね。

今月28日から、首都高などを除いた地方の高速道で、

土曜・日曜・祝日はどこまで行っても最大1000円で乗れる。

ただし、ETCをつけていることが条件だとか。


ETCを扱うカー用品店は盛況で、売り切れ続出。

確かに、これまで高い料金を払わされていた身にとっては朗報です。

「うまい話」に乗らない手はない、と思うのは当然のこと。


しかし、これも定額給付金と一緒で、

ずいぶん国民を馬鹿にした話だと思います。

今回の「値下げ分」は、高速道路会社が負担するわけではありません。

値下げは当面2年とされていますが、

そこで必要とされる資金は5000億円。

この巨額の費用を、国の税金を投入して賄うのです。

国民が広く負担する税金が、高速道路の値下げのような、

かなり狭い範囲の事業に投入されていいのでしょうか?


「乗用車を持って、かつETCをつけ、ひんぱんに高速を利用する人」

には大きな利益が転がり込みます。

しかし、いま非正規雇用で弱い立場に立たされている人々、

車を運転しないお年寄り、

少額でも買い物をして消費税を納めている子どもたち、

これらの人々にとっては、はっきり言って「丸損」です。


「景気対策が使命だ」と某総理大臣は偉そうに言っていますが、

どうしてこのような不公平なことしかできないのでしょうか?

もっと社会全体に活力を与えるような政策を、

コストをあまりかけずにできないのでしょうか?


きょう、たまたまテレビでアメリカの「グリーン・ニューディール政策」

について特集が組まれていました。

ついこの間までブッシュ政権のもと

環境に見向きもしなかったアメリカで、

巨大な環境ビジネスが育っていました。

オバマ政権が万能なわけもなく、

金融をめぐる経済政策には批判も多いようですが、

それでも「政治の力量の違い」をまざまざと感じます。


とりあえず私にできることは、

「高速道路料金引き下げ」に胸を張る政治家には投票しないことです。

まあ、これを言い出すと民主党にも投票できないので、

私の票の受け皿はなくなってしまうのですが・・・・

困った。