星 泰衣のプロフィールをお読みいただきありがとうございます。
学生時代までのプロフィールはこちら
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友人達から時期を遅れながらも、
電機メーカー・・・世界の“松下”に内定、就職。

松下幸之助さんの教えのとおり、
人を育てる会社でした。



上司となる人は、
部下である私を親身になって育ててくださり、


私も、次第に後輩の育成に力を入れました。



人の温かさ、人を育てることの素晴らしさを
この時期に学びました。


(この頃の上司とは、いまでも年賀状の交流を続けています。)


OL生活5年半を終え、結婚退職


当時は、「寿退社」といい女子社員の憧れでした。



女の幸せのゴール!!
「これで私は幸せになれる!」



そう思っていた私は、
現実とのギャップに結婚後すぐに気づきます。




結婚・出産・育児、
周りから見れば女の幸せを絵に描いたような生活。



でも私には2度目の『暗黒の日々』
が始まります。



単調な毎日。
頑張ってもなにも評価されることもなく、当たり前の生活。

どちらかというと小さなことにダメだしされる日々。




「自分には価値がない」
「生きている意味がわからない」


どんどん自信を無くす日々でした。


まるで「うつ」のような状態。



これではいけない!
と私は勇気を出してカウンセリングを受けました。




カウンセリングを受けて感じたこと・・・。


「私は、うまくいかないことを周りのせいにしてきたけれど、


一番の原因は、自分の幸せや、なりたい自分
自分から手に入れることを
放棄していたのが一番の原因だった」。

(結婚すれば、誰かが幸せにしてくれるかも・・・
そんなシンデレラストーリーを夢見ていたのでしょうか?)




そう気づいた私は、

得意なこと、興味のあること、
やってみたいこと、なりたい自分

次々に紙に書き出しました。




その中に「メイク」があったのです。
(他にも、パン職人とか・・・いろいろあったんです、笑)



興味だけで技術のない私は、
化粧品の訪問販売の仕事の扉をたたきます。



でももともとおとなしい性格。


訪問販売は向いていません。



「買ってください」


とは言えなかったんです・・・。




ならば・・・、


「あなたにメイクしてもらいたい」
と言ってもらえるような技術者になろう!




子どもを保育園に預け、メイクスクールに通いました。



まだ一歳になったばかりの子どもを、
仕事でもないのに、保育園に入れることに
躊躇しなかったわけではないけれど・・・

やりたいことにトライしなければ
現状は変わらない!
と一大決心。




メイクを学ぶうちに変わったのは自分自身でした。


自分のメイクが少しずつうまくなり、
似合う服も変わってきました。



○○ちゃんのお母さんから一人の女性、
一人の人間として


自分を取り戻した感じでした。



(子どもへの愛情も増しました。
保育園で待っていてくれることへの感謝の気持ち、
一緒にいられる時の喜び。もちろん、夫への感謝の気持ちも増しました。)


人にメイクをしたり、アドバイスをしてあげると
「ありがとう」と感謝してもらえた。



「自分には価値がある」
少しずつだったけれどそう思えるようになりました。




そしたらいつの間にか、
「うつ」はどこか消え去り、
人間関係がよくなり楽しみが増え


生活がどんどん楽しくなっていったんです。


こんなふうに、
自信の無さは、他人のせいではなく、
自分の中にあったと気づいた子育て時期でした。


メイクアップアーティストを目指す時代につづく・・・