私の故郷神戸開港150周年でもある2017年でした。
神戸ルミナリエ開催から
3回歌いに行ったものの、ルミナリエの消灯ボタンを
押したことがあるものの、
きちんと最初から最後まで観たことはなかったんです。
イルミネーションの下を歩きながら
鎮魂、追悼、希望、未来
色々な言葉が心によぎりました。
1995年、阪神淡路大震災で全壊した実家
外から玄関のドアを開けたら天井じゃなく空が見えた。
開業医だった父。
床に落ちている錠剤を拾ってはふるいにかけて
綺麗にしていた。
折れた柱の下にある点滴袋を探していた。
隣の瓶屋さんのスペースを借りて
震災二日後から無料診療にあたっていた。
その父の姿、今でも忘れない。
その前に歩いた三ノ宮のフラワーロードでは
ボランティアの人が
平松さんは歌で神戸の人を励ましてください、
と握手してくれた。
何日も寝てないだろう赤い目で
しっかりと握ったその手の力強さ、今でも思い出す。
神戸三宮交差点の隅に花が咲いていた。
液状化した道を大勢のスニーカーが踏みしめると
街は粉塵立ち込めグレー一色
その中で無償の愛を放っていた。
そこには決して押し付けではなく
目に留まった人だけが心を緩められる僅かな
でも尊い温かい幸せを感じた。
こんな風に誰かの心に居られればいいのにな。
私に出来ることは…
やっぱり歌うことなのかな。
あれから23年が経とうとしている。
そして神戸での歌の集いは
『KOBE MEETING』と称し
来月で23年目を迎える。
色んなことがあった。
もう忘れたいのに、と地元神戸からの批判もあった。
神戸の街の劇的な復興とともに
あれだけの規模の痛手が歴史の教科書の
ただの一行になろうとしている。
続けていく意味はあるのか？と
自問自答しなかったわけがない。
そして2011年
東日本大震災が起きた。
神戸が1番大事だけれど
心の灯火、東北にも今度はこっそり
胸の中で温めて続けていける何かを東北に探した。
生まれた町の区の花コスモスの種を
毎年夏に撒きに行って秋に満開の花を。
あの神戸三宮の交差点で咲いていた花の愛を
東北にも。
そして7年になる。
宮城県亘理郡山元町にて、会話とコスモスと歌。
やがて神戸ミーティングと来年の1月
ようやくその２つががっしり手を繋ぐ時が来た。
2017年、初めてちゃんと観たルミナリエ
光のアーチの下
今までを振り返りながら思ったこと。
本当に支えられてきた。
私の周りのすべての人へ
心からのありがとうを伝えたいです。
本当にありがとうございます。
愛と感謝を込めて
明日からの2018年
まずは神戸ミーティング2018に向けて
早速スタートします。
2018年も
皆さま、どうぞ宜しくお願い致します！
平松愛理
2017.12.31
追伸
SLOW ROOM2017冬でお約束した
「Live限定KitKat」のお届けは1月になります。
お待たせしてしまい、申し訳ございません。
▼1.17 KOBE MEETING 2018（チケット：イープラス）
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002003815P0050001P006001P0030032
▼1.17 KOBE MEETING 2018（電話によるお問い合わせ）
神戸国際会館：078-231-8162
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