3年ぶりのステージです。まずまずの演奏だったでしょうか。

 

コロナ禍の中で、なんとか活動を続けようと、オンラインコ―ラスを目指しましたが、勿論十全なものではなく参加者の忍耐心の上に成り立った活動でした。

昨年の今頃からzoom併用で対面練習をボチボチ始め、この春4月くらいから本格的な対面練習に移行、参加人数がコロナ以前にもどりつつあります。

とはいえ、今回の練習不足は否めず、曲によっては止まらずに歌えただけのものもありました。

IG先輩が仰るように、その反省とともに、立派ないいホ―ルでお客様の前で歌えた喜びをもって良しとしましょうか。

来年4月の演奏会に向けて改めて良いリスタートができたのだと思います。

 

主催の地元アルプス男声合唱団が単独の演奏会を予定していましたが、コロナのせいで開催が難しくなり、代りに男声合唱団によるジョイントコンサートを計画、最終的に2団体(塩尻のコールファーターとクラーククラブ)が呼びかけに応え、実現しました。

平均年齢はどこも似たり寄ったり、お客様もほぼ同世代で、コロナの制約からようやく抜け出してきた状況も勿論共有していますから、ホ―ル全体「また歌えるようになって良かったね」の喜びにほんのり包まれている感がありました。

時間に追われた本番だったのに、何かゆったりした時間を過ごしてきたような感覚が残りました。

 

※高遠の人造湖(1泊したホテルから、朝の眺め)

 桜で有名な高遠城址公園のそばにあるダムです。

 

翌朝、昨夜のお礼のご挨拶にA先輩宅へ。前夜から泊まっていた二人の先輩、私たちの後に挨拶に立寄った三人の先輩たちを加え、昨日の演奏会の話題で盛り上がりました。

驚いたのはアンケートの束、300枚弱あるそうです。入場者数が600ほどですから、回収率50%!地元の熱意の高まりに目を見張りました。

地元のアルプス男声合唱団が多田武彦の名曲『富士山』全曲を暗譜で歌い上げたのは見事でした。わがことのように喜ぶ誇らしげな称賛の声が多数寄せられていました。

 

里山の生活もなかなかいいもんだなぁ、とA先輩ご夫妻のお話やご自宅周辺の景色を眺めながら思いました。

良いことばかりではないでしょうが、穏やかに過ぎていく時の流れは里山ならではないでしょうか。

 

 

お土産にご自宅で採れた柿をたくさんいただいて、名残りを惜しみつつ2台の車に分乗して帰路につきました。

 

期待以上に心に残る演奏旅行でした。