Slow-nin夢爺の日日是好日
クラファンのチラシが出来ました。5月7日23時スタートです。東京都合唱祭は7月5日午前の部出演です。
それを最初の目標にして動いてきたのだから、順当に実現に近づいていくのは当然の成り行きなのだけれど…。初めてパリを訪れた時、パリ2泊経由の北イタリア行のツアーだったせいか、エッフェル塔を見上げながら、自分がそこにいるのが不思議でならなかった、あの感覚を思い出しました。昨年9月にスタートした混声合唱団「T.K Chorus Crew」月に1度とは云え、練習会場を確保し着実に練習を重ね、合唱団としての形を整えそして、最初の目標である東京都合唱祭の出場要件を満たし希望通りの日時で参加が決まりと幹事団のおかげでスムーズに推移していることに感謝しつつ一方で、嬉しい戸惑いを感じる、というこの気持ちはなんだろう。来年の秋以降に第1回演奏会の開催を計画しています。それを見込んでのクラファン始めてしまいました。そのためのロゴまで作ってもらって現在、支援が可能となる本公開の5月7日の予告限定サイトが公開されています。活動内容や趣旨、メンバーの様子、支援への返礼(リターン)内容が事前にわかるようになっていて、サイトへ入って「お気に入り」を登録すると、本公開のURLがメルアドに届くようになっています。限定公開サイト世代と家族を歌でつなぐ新混声合唱団、初の合唱祭へ向けた第一歩を応援してください!高校生から60代まで、家族も共に歌う新結成の混声合唱団です。JCDA指揮者のもと現代邦人作品や宗教曲を追求します。合唱祭出場と団の第一歩を支える運営資金へのご協力をお願いします!歌声を未来へ繋ぎます。camp-fire.jpもしよかったら、ご家族友人知人の方に拡散してください。お礼にこのダブルレインボーの画像をお見せします。幸運をもたらすといわれています。
3大学ジョイントコンサートの興奮冷めやらぬ、そしてその疲労が未だ取れない3月31日の夕方、クラーククラブの後輩Nくんの訃報が届きました。当日早朝逝去したと。愕然としました。心が千々に乱れ、立ち尽くしました。ちょうど2年前でしたか、膵臓にがんが見つかったとの報告を受けたのは。がんの中でも5年生存率が極めて低いことは彼自身よくわかっていたのだと思います。淡々と語る彼の心情はわかりませんが、私には闘う決意と心構えが整っているように感じられました。練習を休むことは若干増えたけれど、その後も参加を続けておりましたから、彼がソロをとる「あの頃へ」は練習を継続しました。2024年9月札幌で開催された北海道大学合唱団OB会第12回演奏会と昨年2025年9月の東京OB会クラーククラブ第13回演奏会の「あの頃へ」のソロ部分を歌いました。札幌では歌声にほとんど陰りを見せませんでした。3ステージ出ずっぱりで病身にはさぞ応えたと思います。昨年はさすがにやや声に張りがなく、病気の影響がうかがわれましたが、打ち上げまでの長丁場を気丈に振舞っていました。彼の病状が気にはなっていましたが、私はこのぶんだとまだまだ頑張れるなと思っていました。昨年11月下旬、再度の入院、手術、新しい抗がん剤治療がはじまった旨の報告と役職の返上、当分の間クラークを休む意向を伝えてきました。更なる厳しい闘いへの覚悟と希望も感じる文章でした。3大学ジョイントコンサート終了後、ふと「そう云えばNは、聴きに来なかったな」と、この間一度も連絡をとらなかったことを少し悔やみました。最初はお通夜へ行く予定でしたが、最後の別れを見届けたく告別式参列に変えました。家族葬は午前8時半開式とのこと。式場を検索すると、故人の自宅に近い場所ですが、私の自宅からは電車を乗り継いで2時間弱かかることが分かりました。生憎の雨模様、最寄りの駅に着いた頃から本降りの気配でした。開式までにはまだ20分弱ありました。ご家族、ご親戚だけの告別式です。元々そのおつもりだったようです。同級のHくんがすでに来ていて、彼に案内されてお線香を上げました。故人は痩せてはいましたが穏やかな表情です。1月にはHくんとゴルフをしたんだそうですが、奥様の話ですと2月ごろから急激に衰弱、腹水がたまり最後はスマホさえ持ち上げられなかったと。前日の通夜も来ていたという関西から駆け付けたKくんと3人で並んで告別式に臨みました。Kくんは3大学ジョイントに参加していましたから、とんぼ返りの参列です。葬儀がおわり、棺に花を入れるところで昨年9月の故人のソロが入る「あの頃へ」の演奏が流れました。Nくんの「白鳥の歌」です。訃報を聞いた後、演奏会の録音CDから私がダビングしたものです。ダビングの作業中、彼との思い出があれこれ去来して何度もこみ上げるものがありました。白鳥の歌 あの頃へ08 あの頃へ mp3.mp3drive.google.com最も信頼する後輩の一人でした。堅物で融通が利かない一方、アルコールが入るとふにゃふにゃになって絡んできて、先輩面の私に叱られるのを喜んでいる風な可愛い面も持ち合わせている後輩でした。昨年2月のクラーククラブファミリーコンサートでは、初恋・霧と話した・赤い花白い花を歌い、その乙女チックで意外な選曲に微笑ましく思ったものです。第2回のコンサートがあるとしても彼の生歌はもう聴けません。※『白鳥の歌』シューベルトの最後の歌曲集です。白鳥は最期の時最も美しい声で歌うという言い伝えから、「人生の最後を飾る作品・演奏」の比喩表現として使われています。
無事終わってから、もう10日になりますか。2回ほど合同の練習をして、音楽は勿論、進行の段取りなどの共有もそれなりに行いましたが、いやはや並び一つとっても当日はバタバタしました。エール交換の並び方と単独ステージ、合同ステージの並びはすべて異なり、しかも合同ステージでは大学ごと、パートごとに並んでみたうえで、パートのなかでシャッフルするという趣向、ゲネプロの最初はその位置取りで混乱しました。時間も押してそれだけで疲れ果てた感。先が思いやられました。しかし本番は、配信された映像を見ると、緞帳が上がったステージ上の150名弱、思ったより綺麗に並んでますね。会場から驚きの声が上がったようです。そうなると木に登るタイプの方々、元気よく各大学の寮歌、校歌、応援歌などを負けじと披露してモチベーション爆上がり。精神状態は学生時代に戻ってしまいました。で、本番は特に事故もなく和気藹々、驚いたことにほぼ予定の時刻に終わりました。ロビーは大混雑で、知り合いがなかなかみつからない。知人が30人くらいは来て下さったと思いますが、お目にかかれなかった方が半分くらいいました。「足が棒」になるとは言いえて妙です。棒の硬度が年々上がってきてる。着替えを済ませ楽屋を出てきた時、どっと疲れを感じました。芸術劇場と同じ建物内にあるイベントホールの入り口近くのソファに腰を下ろしたら、もう動けません。幸い打ち上げまでは時間がある。近くにいたクラークの若手や先輩としゃべりながら疲れを癒し、開場を待ちました。打上げも盛り上がりました。他大学のOBの方との立ち話も弾み、共にハモリ、大いに笑い、あっという間に中締めとなりました。気持ちは2次会に向いていたけれど、体が限界でした。翌日には他の合唱団の練習があるので、妻と共に帰りました。前回のジョイントは9年前仙台で開催されました。その時の自分の心持ちと今日の気持ちがずいぶん違うことに気づきました。前回は何か構えていたような気がする。今回は本当に北大の学生時代に戻ったように肩肘張らず純粋に楽しんでいた。また一緒に歌いたいな、それも近いうちに。ありがたいことに感想をブログにのせて下さった方がいます。ふたつ紹介します。まずはお馴染み ボルネオ7番さん次は「東京キッド」の編曲者 青木肇さん「東京キッド」はクラークの愛唱曲になりそう。
ご近所の河津桜がほぼ満開になりました。このところ風が強かったので咲き誇る前に吹き飛ばされるのでは、と心配しておりました。珍しくヒヨドリが蜜を吸っている様子が撮れました。蜜に夢中だったのでしょうか。別の場所の河津桜。陽当たりが良いのでモコモコの満開でした。河津桜より少し早く梅が満開です。しだれ梅が見事紅梅(コウバイ)でしょうか、赤が鮮やか白梅(ハクバイ)1 月の後半ごろから咲いていた蝋梅(ロウバイ)地味な花なので、晴天を待って撮影しました。そうしたら2月8日のこのあたりとしては大雪雪をまとって良い絵になりました。これは、雪をかぶって白(シロ)バイ?何かと騒がしい世の中ですが、春は確かに来ました。季節の恵みに感謝です。
昨年暮れのノコジョ演奏会については「終わりよければ」と題してブログを書きました。『終わりよければ ~ノコジョ演奏会~』2025年最後の音楽活動はノコジョすなわち東京農工大学・女子美術大学混声合唱団の第67回定期演奏会でした。第28回(1985)の年に指導を引き受けてから実…ameblo.jpその時『当日ノコジョの現況の音楽的レベルを象徴する演奏』と評した「祝福」の音声のみのyoutubeがアップされたので紹介します。- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.comアンコールも含め全ステージのyoutubeが早々とアップされていますので、併せて聴いていただければ幸いです。(新しい順に並んでいますので、演奏会の逆順になっています)東京農工大学・女子美術大学混声合唱団東京農工大学・女子美術大学混声合唱団OBOG会( http://njobog.web.fc2.com/ )と東京農工大学・女子美術大学混声合唱団(http://nokojo.web.fc2.com/concert_konri.html)が過去の演奏会での演奏の一部をアップロードしています。 2013年度以降の演奏については、演奏者(指揮者、ピアニスト、楽器…www.youtube.com昨日はノコジョの歌い納め会でした。歌い納めといっても演奏会当日歌った曲すべてをただただ歌うだけなのですが、思ったより忘れてなくて純粋に楽しい時間でした。まだ試験中らしく一年生が少なかったのが残念でした。帰宅してまずは「祝福」を聴いてみました。本番の時の手ごたえを再び感じました。絶品!といってくれた知人の言葉に納得しました。それで結局、ほかの曲も全部聴いてしまいました。もちろん気になる箇所は結構ありましたが、これはなべて皆さんに聴いていただきたい演奏だと確信しました。何より声の響きに深みがあって、大人びた演奏に感じました。それは長年ノコジョの特に女声に求めてきた声です。新たな伝統の誕生です。
フリー素材にコーラス版のイラストが見つからなかったのでAIに作成してもらいました。因みに夢爺はネズミ年です。今年はAIの年と思い定めて、これまでは文章作成中心に遊び半分で試していましたが、2026年は本格的に使ってみようと思っています。まずは新しく起ち上げた合唱団の運営や活動にどのようなかたちでAIを導入できるか思案中です。上の動物たちのイラストは例えばプロモーションに使えるでしょうし、練習場確保の情報収集、団員公募と受付手続きの仕組み、クラウドファンディングの申請、SNSでの配信動画作成、そして何より会計処理のシステム化には今すぐ役に立つのではと期待しています。合唱活動には「三つの間」が必須です。歌う場所(空間)、集まるタイミング(時間)、参加者(仲間)。どれも不可欠ですが、現在の首都圏ではおそらく練習場所の確保が一番の課題です。その主な原因は土日休日に集中する「時間」の制約と公共の施設、公民館、市民館などに音楽を奏する部屋の絶対数が少ないことにあります。平日に集まることが出来れば、熾烈な場所取り合戦をしないで済みます。AIの急成長に伴い、これまで人間が従事してきた仕事の多くが失われていくといわれています。生き残る仕事は何かという深刻な問題が生じていく一方、余暇をどう過ごすかという日々の暮らしの質と量(時間)に関わる変革が進行すると予想されます。合唱はその活動の選択肢の一つとして有力なものの一つだと考えています。子育てや仕事で余暇を持てなかった世代に合唱ファンが想定以上にいると踏んでいます。彼らが戻ってくるのはもう間もなくではないか。近い将来を見据えてAIの知恵を借りようという訳です。AIによって生じた余暇をAIの助けで充実させる。そのためにはAIと良い関係を結んでおきたい。それが今年の抱負です。☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆学生時代、合唱の魅力に触れた経験のあるリタイア組が余暇を充実した時間にしようとて、男声合唱のジョイントコンサートを企てました。AIの助力はほとんどありません。東北大・東大・北大それぞれの男声合唱団OBによるジョイントコンサートです。前2回は東日本大震災後の復興を祈念する演奏会で、仙台で開催されました。今回はその意を引き継ぎつつ、府中の森芸術劇場にて、明るい未来を期して歌います。
2025年最後の音楽活動はノコジョすなわち東京農工大学・女子美術大学混声合唱団の第67回定期演奏会でした。第28回(1985)の年に指導を引き受けてから実に41回目の演奏会になります。コロナ期に定期演奏会を組めず一度ジョイントコンサート形式で実施したため経年数と定期の回数に齟齬がありますが、いずれにせよ長きに亘る付き合いです。一言では語れない歴史がありました。理系と芸術系という異色の混成合唱団ならではの反目、意見の相違など紆余曲折の歩み。「離婚」の危機が何度かあったようです。最近では、やはりコロナ禍のため女子美の参加メンバーが激減し、合唱団の名称と実態との乖離、そして団全体の人的衰退によって活動の継続が危うくなりました。よく乗り越えたと思います。今回のプログラムに以下のようなあいさつ文を載せてもらいました。 夏合宿、今年度初めての練習参加です。驚きました。40名を超えるメンバーそれも女声が多い。1年生がどっと入団したんだそうな。 ボイトレ時に訊いてみると、中学校時代に学内の合唱コンクールの経験はあるけれど、高校には部活がなかったという答えが多い。つまりはコロナ禍の反動ということでしょうか。 練習をはじめてみるとアルトパートが特に分厚い。40年間余関わってきてここまでアルトが多いのは初めてかも。もっと声出してアルト、ではなく、アルトそこちょっと抑えて、って注意するのは殆んど初めてではないか! ここ数年、メンバーが少なくて苦労の連続でした。この欄も「この人数でよく頑張ったね」と褒めたたえ労う内容ばかり。潮目が変わったのは昨年あたりから。合唱も世につれ復活著しく、喜ばしい限りです。女子美生の新入メンバーも含まれています。農工生の女声の増加と相まって男声の人数を凌駕する合唱団になりました。女声が多い普通の混声合唱団になったね、との声がありましたが、本番ではその効果が想定以上の完成度をもたらしました。女声のハーモニーが美しくかつ重厚なのです。ホールトーンとの相性が良いのかもしれませんが、あの倍音の響きには驚嘆しました。ノコジョでは初体験かもしれません。男声はいつも通りのアンサンブルを心得た歌いっぷりで、とても良かったのですが、女声の引き立て役に終始しましたね。コンクールを目指す合唱団ではないので、とことん極めるシチュエーションにはなかなかならないのですが、今回は名演が少なからずあったと思います。私の関係者の感想は、特にソプラノの伸びやかさ、透明感を絶賛するもの多数。また、アルトの柔らかな声が素晴らしかったというコアな指摘はうれしかったですね。来年は12月27日だよ、ともらしたら友達連れてくる、とうれしいリアクションでした。当日ノコジョの現況の音楽的レベルを象徴する演奏だと思ったのは、アンコールで取り上げた混声合唱組曲『ティオの夜の旅』(木下牧子作曲)の第1曲目のアカペラ曲「祝福」です。厳粛の中にも教会音楽的な美しさと祈りの力強さを湛えた難曲をあそこまで歌い切ったことに感動しました。このところアカペラ曲を上手に歌えることを合唱指導の最重要ポイントにしているので、指揮者冥利につきる演奏でした。ノコジョの充実を誇りに思います。
私が詩に接する機会のほとんどが歌の歌詞としてです。そのため、詩句は楽曲の主要な構成要素である旋律に乗って登場し、作曲者の解釈とイメージ、つまり曲想とともに詩に向き合う訳で、その詩を好きになるかどうかは、曲想にもよるように思われます。「リフレイン」は、覚和歌子さんが作詩、信長貴富さんが作曲を手掛けた合唱曲です。もとは童声合唱として発表されましたが、後に混声合唱曲集『等圧 線』の終曲として編曲されました。くりかえし 咲くつぼみくりかえし 実る枝と始まる覚和歌子さんの詩は、自然や人の生の繰り返される営みと「今」という瞬間の一期一会が、子どもでもわかる平易な言葉で綴られています。私が雲の描く景色に心惹かれ飽きず画像に納める理由(わけ)は「リフレイン」の最後の一節が語ってくれています。 何度でも くりかえす このときは たったいま このいまは いちどだけ本日クリスマスイヴ。このブログを訪れて下さる皆さんに信長さんの名曲「リフレイン」をプレゼントします。どうぞ良いお年をお迎えください。- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com
エリザベート王妃国際コンクールのピアノ部門の結果が出た折、私はブログに次のように書きました。"久末くんの第2位は納得です。ブラームス絶品でしたね。悠揚迫らぬ演奏、圧巻でした。我が家では第1位でした。ナマ演奏に接する機会があったら是非聴きに行きたいと思います。"『どの花が一番きれいかって云われても ―エリザベート・ファイナルを聴いてー』ツツジが終わったあたりから次のアジサイの盛りまでの間、路傍の小さな花々に目が行くことが多くなりました。季節の代表的な花も良いですが、地べたを這うよ…ameblo.jpそれがとうとう12月2日サントリーホールにて実現したのです。チケットは完売 待望のサントリーデビューです。それでも空席が少しあったけれど、事情があって聴き逃した方々もったいなかったですね。現在日本人の唯一無二の若手ピアニスト!と断言したくなるほど素晴らしい凱旋リサイタルでした。Xをみると、同じような感嘆の言葉が並んでいました。それらの感想に共感しつつ私は修業を積んだ古武士または地道な研鑽にいそしむ有能な技術者のような風貌、立ち居振る舞いと、突飛な感想を抱きました。音楽に誠実に向き合い、真摯に取り組み、衒いや余計な粉飾を加えず、作曲家の意図を再現していく真に正統派のピアニストです。前回のショパンコンクールで本格的にピアノ音楽に目覚めた初心者の私には馴染みのない曲が多かったにもかかわらず、導入のラヴェルからアンコールまで耳を奪われ心をつかまれっぱなしでした。リストでさえ波が引いていくような静か終わり方で、聴衆に大きな拍手を求めるような派手なパフォーマンスの選曲でないことが、久末さんの優れた感性と知的な選択の結果だと、大いに好感が持てました。後ろの席に座っていた多少はピアノに縁があると思われる中年の女性グループ、開演間際まで大声でしゃべって騒がしいその連中が、休憩時に「まあまあだね」と上から目線の発言。驚いて思わず振り向いてしまいました。しかし、ベートーヴェンのソナタが終わった時は、リスペクト満載の興奮した歓声を挙げていたので「ざまあっ!」と密かにおもったことです。アンコールも心憎い演奏でした。 シベリウス:ピアノのための小品 Op.76-10 Elegiaco リスト:超絶技巧練習曲より 第12番「雪かき」 ブラームス:ワルツOp. 39-15それぞれの曲の良さを届けてくれる聴衆の身になった彼の演奏は人柄そのものです。滋賀県出身のため関西での演奏機会が多いようですが、また、彼の人柄に生の演奏で触れたいと切望しています。久末 航さんの真価を確認したエリザベート王妃国際コンクールのファイナルのコンチェルト演奏です。Brahms Concerto n. 2 in B flat major op. 83- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com
今年の11月は特に音楽関連のイベントが多くて、一つ一つの印象が薄い感じがします。記憶がどんどん上書きされていくようで、慌てて振り返ってみました。11月 1日:東京農工大学・女子美術大学混声合唱団(ノコジョ)練習 2日:T.K Chorus Crew(TKCC)練習 3日:リッチー4歳誕生日 6日:川口市民合唱団(KCC)練習 8日:クラーククラブ(CC)練習 9日:KCC 公民館文化祭出演 40分のコンサート。歌っている当人たちが一番楽しそう! 11日:アレクサンダーガジェヴ リサイタル 入魂の演奏 プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 op.83 「戦争ソナタ」 17日:KCC練習 18日:KCC 川口市民合唱祭出演 10分弱の演奏。伸びやかで存在感たっぷり。 19日:アレクサンダーガジェヴ デュオ・リサイタル 即興演奏にハマっているアレックス。面白い試みでした。 20日:KCC練習 22日:CC練習 24日:アレクサンダーガジェヴ コンチェルト スロヴェニア・フィルとの ラフマニノフ ピアノコンチェルト2番 絶品!録音・録画がないのが残念。一期一会の極楽。 26日:三大学ジョイントコンサート(JC)zoom打合せ 東北大・東大・北大のOB合唱団によるジョイントです。 2026年3月28日(土)府中の森芸術劇場 どりーむホール 改めてご案内します。 29日:CC練習は上記ジョイントコンサートの演奏曲 30日:ノコジョ練習9月くらいから音楽のトップシーズンに入りますが、今年は特に重なりました。一つ一つのイベントは充実していましたが、じっくり味わっている時間がなかったのは心残りです。あっという間に過ぎてしまいました。
年末恒例の演奏会といえば…いえいえ、第九ではありません。東京農工大学・女子美術大学混声合唱団定期演奏会!それも暮れの押し迫った12月28日(日)開催。私の記憶では12月27日開催は幾度かあったけれど、28日はもしかして初めてかもしれない。しかし、今回のトピックはそれだけではありません。まずは久々に50名を超えるメンバーが全ステージを歌います。女声に例年以上の新入団がありました。その結果、アルトの人数が史上最大数と思われ、ハーモニーの厚みがこれまでのノコジョと異なるような気がしています。それから今回のプログラムでは信長貴富氏の作品を2ステージ取り上げます。作曲家を重複してプログラムを構成することには音楽的に変化が乏しくなるリスクが懸念されますが、作品のタイプが異なること、そして何より、昨年逝去された詩人谷川俊太郎氏の詩を音楽化した作品を演奏したかったからです。また、演奏会場の風のホールは過去2度ほど使いました。何年も前のことで詳細は忘れましたが、キャパ625席の、音響なども含めて合唱演奏会にちょうど良いという印象が残っています。風のホール CONCERT HALL | 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団mitaka-sportsandculture.or.jpアクセスは徒歩だと15分ほどですが、バスがホール前に止まりますのでお勧めします。アクセス | 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団mitaka-sportsandculture.or.jp入場無料です。お正月の準備の手を休めて、若いハーモニーを楽しんでいただければ幸甚です。
11月2日、この日は午後から新しい合唱団の本格的な練習の初日でした。11時半には自宅を出なければなりません。準備をしながら、気がかりはついに7戦目を迎えたワールドシリーズ:ドジャース対ブルージェイズの試合。アマゾンプライムビデオのライブを視ながら、楽譜の確認や練習の段取りを考えます。ドジャースの先発は中三日の大谷翔平。絶好調とは云えない顔色と汗のかきかたが気になります。立ち上がり、ストライクが決まらない。ブルージェイズ打線は強力です。選球眼も良い。それでも1回2回はなんとかしのぎました。が、3回につかまりました。3ランを浴びて降板。がっくりと膝をつき、首を垂れる大谷の姿をあまり見たことがないので、ちょっと驚きました。ブルージェイズの先発はベテランの名投手マックス・シャーザー。初回の大谷のヒット後は3回までドジャース打線は音無し。勢いは大谷を降ろして明らかにブルージェイズにあります。ブルージェイズはしぶとく強かなチームです。シリーズを通してドジャースは押されっぱなしの印象。”ドジャース今回は負けかな?"そう思いながら自宅を後にしました。実のところ、ブルージェイズの戦い方がすっかり気に入ってしまって、勝負の行方にこだわりがあまりありません。どっちが勝っても後味が良さそう。移動中もほとんどスマホを見ませんでした。それぞれが1点ずつ加点したあたりで練習会場に到着。もう試合の行く末を気にしてもせんないこと。休憩の時は結果が出ているに違いない。と、せっせと練習に励みました。はじめの休憩時にスマホを見たら、なんと延長戦に入るところ。あらら、ドジャース追いついたんだ!へえー!そして次の短い休憩時、ケリがついたようでグラウンドに沢山の選手やスタッフがたむろしています。画面が小さくてどっちが勝ったのか判然としない。ん?ロバーツ監督が笑ってる?え?ドジャース勝った?「ドジャース優勝したみたいだね!」と合唱のメンバーに報告したけれど「そうなんですか」と頼りない反応。興味がなさそうなので、練習再開。(反省会へ向かう途中の夕空)終了後は反省会、打合せを兼ねた(?)飲み会です。実際合唱談義で盛り上がります。帰宅途中、とぎれとぎれの情報は得られるものの自宅に帰るまでどんな試合展開だったか分からずじまい。自宅のPCを起ち上げたのは日付が変わる直前でした。いやあ、凄い試合だったんですね。リアルタイムで見てたらドキドキどころじゃなかったでしょうね。9回と11回の攻防は何度見てもシビれました。ブルージェイズ、残念でしたね。ドジャース、よく勝ちましたね。というのも、データが2チームの対照的な試合運びを如実に示しているからです。AIが収集したものを再編集した両チームのヒット数、ホームラン数、得点のデータです。 ブルージェイズ ドジャース 1戦 TOR 11–4 LAD 14 H / 3 HR. 6 H / 1 HR. 2戦 LAD 5–1 TOR 4 H / 0 HR. 6 H / 2 HR. 3戦 LAD 6–5 TOR 15 H / 1 HR. 16 H / 4 HR. 4戦 TOR 6–2 LAD 11 H / 1 HR. 6 H / 0 HR. 5戦 TOR 6–1 LAD 9 H / 2 HR. 4 H / 1 HR. 6戦 LAD 3–1 TOR 8 H / 0 HR. 4 H / 0 HR. 7戦 LAD 5–4 TOR 14 H / 1 HR. 11 H / 3 HR. AIのまとめの言葉:「ブルージェイズがヒット数で上回り(75対53)、ドジャースが本塁打数で勝った(11対8)という対照的なシリーズ構図は、非常に興味深いです。」因みに総得点は ブルージェイズ 34点 ドジャース 25点つまりブルージェイズは概ね大差で勝ち、ドジャースは僅差で勝ったといえるでしょう。ドジャースの勝因の第1は山本の存在であることは誰しもが認めるところです。シリーズ3勝はMVP当然です。レギュラーシーズンではブルペンの不調のため勝ち星に結び付かない場合も多々あったけれど、先発投手陣の中で一番安定していました。勝因の第2はチームのメンタリティです。18回の延長戦をものにした第3戦といい、9回ワンアウトまで1点差で負けていた第7戦もしかり、あきらめることなく勝利を追求していく精神がドジャースのチーム全体で共有されていました。そのメンバーシップがブルージェイズを僅かに上回っていたと思います。しかも共有のされ方が、どうも日本の高校野球のそれに似ている。大谷翔平はじめ日本人選手の影響であることは間違いないでしょう。山本選手の中0日の連投はいかにも高校野球めいていますし、佐々木選手も同類でしょう。3人とも大学には行かず、高校卒業後すぐに日本のプロ野球チームに入団しています。大谷のみ甲子園出場。投手としては14回を投げただけでした。花巻高校時代の監督佐々木洋氏による『先入観は可能を不可能にする』(先入観を捨てることによって不可能が可能になる)という言葉は山本、佐々木両投手に共有されていたでしょうし、ドジャースの同僚たちにも影響を与えていたのではないでしょうか。『先入観は可能を不可能にする』この言葉に感銘を受けました。大谷の活躍はこの言葉の正当性を証明しています。正しく野球小僧(Baseball kid)です。そしてドジャースとブルージェイズの死闘は、野球小僧同士の不可能を可能にしようとする稀にみる試合だった。だから超絶面白かったのです。
いつ頃からだったか、潮目が変わる兆しはありました。「一葉落ちて天下の秋を知る」何が一葉だったのか自分でもよくわからないのですが、何か大きな変化が近いうちに起きると確信めいた感覚が湧いたのです。そのころから些細な用事や予定にドキドキする現象が。しかし直面してみるといたって冷静、というか平常心で臨んでいる。この気持ちはなんだろう。漠とした不安?いや、期待?それとも更年期!思秋期!加齢による動悸?つらつら思うに★レギュラーシーズン末のドジャースは確かにドキドキもんでした。大谷の不振、ブルペン崩壊!「なおエ」ならぬ「なおド」。ポストシーズン、ダメかなぁ。★ショパンコンクールもドキドキの種だったかも。映画『ピアノフォルテ』の続編を視聴しているような。馴染みのあるコンテスタントが落ちていく姿を見るのは辛いものがあります。☆2025年10月21日、日本で初めての女性首相が誕生しました。筋金入り(?)のノンポリティカルである私でさえ、この結果には期待を抱いています。ここに至るまでの経過には結構注目していました。なんといっても、目に余る数多の政治状況紆余曲折、泥仕合、迷走、独善、一進一退ステマ、フェイク、トラップ、オールドメディア…おかげでその手のボキャブラリが増えました。いらだち・腹立ちとともにドキドキも増えました。★私の動悸の大本の原因はこれですかね。期待したいがゆえにダメな時の落胆への恐れ。☆山本、佐々木、そしてスーパーヒーローのようなとんでもない活躍の大谷によって、ドジャースはリーグ優勝を遂げました。潮目が変わったのはどの時点だったのでしょう。25日からのワールドシリーズが楽しみです。野球に限らず、日本人選手の台頭がスポーツ界では珍しいことではなくなりました。うれしいことです。☆今回のショパンコンクール一押しの桑原志織さんは4位に入賞しました。優勝候補の一人と目され、実際素晴らしい演奏でした。- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com3位以内に入れなかったのは、技術的・音楽的に不足があったからではありません。端的にいえば「ショパンらしさ」に欠けたからです。ショパンコンクールはショパンの作品のみの演奏で競うコンクールであり、「ショパンらしさ」は評価のもっとも重要な要素の一つです。思うに桑原さんの音楽的基盤はベートーヴェン、ブラームスといったドイツ音楽です。「ショパンらしさ」は桑原さんの対応力をしても会得しきれなかったのだと思います。インタビューで桑原さん自身が語っています。傾聴に値するインタビューです。↓- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.comコンクールの審査については様々な議論がありますが、私は今回の結果については概ね納得しています。というか、審査といっても客観的なものではありません。主観の寄せ集めであり、なにがしかのバイアスがかかっている。それを了解の上での納得です。桑原さん以外にも将来有望なピアニストに多く出会え、大変楽しませてもらいました。☆さて、高市内閣ですが、早速課題解決に着手しているようですね。驚嘆するほど明白に潮目が変わりました。党派や主義主張がどうであれ、日本人の安全と暮らしを守る政策を遂行してくれる限り、政治家高市早苗氏を見守り応援していきたいと思っています。「サナエあれば憂いなし」って上手いですね。実をいうとこの標語に感心して昨年から注目していたのです。不安のドキドキが希望のワクワクへと潮目が変わりました。※長年指導してきた合唱団を辞め、新たな合唱団を起ち上げた前後からドキドキがはじまったのだとしたら、世情の不安と私事の不安が同期して万事が揺らいだのかもしれません。今なお指導を続けている他の合唱団と同様に、新規の合唱団の安定した活動と音楽的な充実を目指して『スピード感をもって』邁進しようと思っています。夢爺は健在です!
公開初日、前回ショパンコンクールの裏側を描いたドキュメンタリー映画『pianoforte』を観てきました。昨年の11月、ポーランド映画祭で数回のみ上映された折りに観ていますが、10ヶ月を経てようやく一般公開されました。日本での公開が遅れたのは、おそらく主役6名の中に日本人がいなかったからでしょう。ショパンコンクールに挑戦してセミファイナリストまで昇りつめた〈かてぃん〉こと角野隼斗くんでさえ爪を切っている後ろ姿のワンシーンしか登場しません。日本人ピアニストの活躍ぶりを見たい向きには期待外れかもしれませんが、人生の機微に触れたい方には深い感動をもたらす作品です。私たち夫婦の一押しのピアニストが主役の一人だったことがこの映画を早々と観た理由ですが、私たちが殊更に感動したのは彼の活躍ぶりではありませんでした。私は前回の鑑賞の折にブログに以下のような感想を残しています。「コンクールのドキュメントは勝者の物語ですが、敗者の記録でもあります。映画の最後はファイナリスト12名が舞台に登場したシーンで終わりましたが、失意を抱えてワルシャワを去っていく若者たちの姿が思い出され、胸にきました。涙がこぼれそうになったのは、エンドロールで流れたノクターンNo.8の美しい旋律のせいばかりではありません。」そして今回、更に深い感動がありました。この感想は満更的外れではなかったようです。ヤクブ・ピョンテク監督へのインタビューで、彼は「負けた人」を描きたかったと述べています。「人生とは本質的に“負ける”ものです。これは負けることを描いた映画であり、勝たない状況に対峙する感情を映し出した映画なのです。」「アルトマン作品に影響を受けた」ショパン国際ピアノコンクールの舞台裏に迫るドキュメント「ピアノフォルテ」監督インタビュー : 映画ニュース - 映画.com多くの世界的ピアニストを輩出してきた、世界最古かつ最高峰の舞台であるショパン国際ピアノコンクールに挑む若きピアニストたちに迫ったドキュメンタリー「ピアノフォルテ」が公開された。ショパンの出身国であるポーランドの首都ワルシャワで、5年に1度開eiga.com私たちが注目したシーンについて、インタビュアーの的を得た問いかけにピョンテク監督が詳細に答えています。監督の主役たちに対するリスペクトと愛情が滲む言葉に感動を新たにしました。2025年9月26日全国順次公開映画『ピアノフォルテ』|『ピアノフォルテ』ヤクブ・ピョンテク監督インタビュー「勝たないピアニストを描きたかった」2021年に開催されたショパン国際ピアノコンクールに挑んだコンテスタントたちを追ったドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』が、9月26日より全国順次公開されます。主役となるのはエヴ...ontomo-mag.com前回のブログを、私は以下の言葉で閉じました。今回さらに強調しておきたいと思います。「この映画は成長、挑戦、青春、音楽、挫折、再生など、人生の様々な要素を描いています。音楽家を目指す若者たちだけではなく、生きる意味や生の充実を求めるすべての人に推奨します。国際エミー賞を受賞した内容の濃い作品であることは間違いありません。」『pianoforteにまつわる記事三題 その1』まず直近から11月28日エビスガーデンシネマにてドキュメンタリー映画『ピアノフォルテ』を観てきました。ピアノフォルテとは鍵盤楽器の一種。一般的には「ピアノ」と…ameblo.jpエンドロールに流れる「ノクターンNo.8 Op. 27 No. 2」の演奏者は誰でしょうか。ご存じの方ご教示ください。
《昨日》9月7日(日)フォーレのレクイエムをもって成城合唱団の常任指揮者を退任。客席にいた井上道義さんに報告すると、機嫌よくツーショットでカメラに納まってくれた。『最終章 ~小澤征爾氏に捧げる~』9月7日(日)14時開演 於:成城学園澤柳記念講堂記念コンサート in 成城プログラム・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・ベートーヴェン:交響曲6番「田園」…ameblo.jp《今日》9月14日(日)クラーククラブ第13回演奏会、2ステージ合唱団員、2ステージ指揮者、酷暑残暑のせいか前回より疲労感強い。集客力は落ちたが評判は良かった。合唱団の世代交代とアンチエイジングは効いているが、リピーターの高齢化による聴衆の減少は否めない。SNSを活用してクラークの活動をもっと世に知らしめるべきだと痛感。聴くに値する演奏ができたのではないか。娘家族が聴きに来てくれた。リッチーもなんとか聴いていたようだ。ドレミファソまでと5の指まで覚えた、声が大きい、歌が好き、ごみ収集車が大好きで「好きです カワサキ 愛の街」を愛唱している、と、ばあばじいじを喜ばせている。『クラーククラブ第13回演奏会 ~ノスタルジーを歌う~』ノスタルジーとは何かとAIに訊いてみました。即座に”単なる「懐かしさ」以上に、「失われたものに向ける愛惜」と「帰れないことの痛み」が織り交ぜられた複雑な感情”…ameblo.jp《明日》9月21日(日)ノコジョのOBOG有志により新たな混声合唱団誕生。主宰に祭り上げられ、浮かれて大ぼらを吹いた。が、早速練習会場探しという難題が待っていた。成長発展する組織は、以下の条件を満たしているという。1.理念の共有ができている2.個人の意思による参加型の組織である3.活動に一貫性がある練習会場確保や組織作りなど実際の作業でメンバーシップが発揮される様子を実見。成長発展する組織の条件は揃っているのではないか。SNSやAIを活用するアイデアに富んだ新しいタイプの合唱団にしたい。 ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬結局、ずうっと続けてきたのは合唱の指揮だ。正確には合唱指導というべきか。続けながらもずうっとほかの生業にもかまけてきた。要するに生活のためだ。どれも片手間で出来た訳ではない。色々なことから解放されたのはつい最近のこと。約40年間素晴らしい音楽体験、至福の時間を過ごさせていただいたが、演奏家として世間に出ていた訳ではない。30年教員をしていたが、熱血でも有能でもなかった。苦労より楽しさが勝っていたから続いてきた。それが《昨日》までのこと。これからは合唱指揮一本で行きたい。明日77歳の誕生日を迎える。信じられないが『喜寿』だ。《明後日》あと何年活動できるだろう。小澤さんとツーショットの秘蔵写真
ノスタルジーとは何かとAIに訊いてみました。即座に”単なる「懐かしさ」以上に、「失われたものに向ける愛惜」と「帰れないことの痛み」が織り交ぜられた複雑な感情”とのご回答。さすが!そうだよね、多かれ少なかれ「愛惜」と「痛み」が交ざっているんだよね。今回、コンサートの練習時、時折私の心をざわつかせるのは何故なのか、少しばかり心が痛いのはどうしてなのか、とぼんやり思っていました。それはAIが指摘したように、今回の選曲の曲調に対して、単なる「懐かしさ」以上に「愛惜」と「痛み」が複雑にまじりあった感情がざわめきの理由だったのでしょう。何か具体的な記憶が生じていなかったにも関わらず心が揺れたので気持ちの正体が掴めなかったのです。そしてざわめきを鎮めるためには、どうやら、歌うのが一番効き目があるらしい。歌には、決して戻ることができない過去を思い起こすことに伴う痛みを癒す働きがあり、だから私たちは歌うのかも知れない。だって昨日のことだって、もう取り返しがつかないのだから。第13回演奏会のプログラムの基調は「懐かしさ」でした。『あの日たち』『あの頃へ』はステージ名からして追憶への誘いで、シベリウスでさえフィンランドの昔話であり、『方舟』は大岡信の少年期の幻想を歌っているという具合。私たちの演奏が何がしかお客様の心に響いたのだとしたら、それは全編漂っていたノスタルジーのおかげもあったのかもしれません。それを支えた渡辺研一郎氏の繊細で美しい伴奏に一期一会の儚さが潜んでいたように思われます。お客様の「選曲が良かった」との感想が、私には特にうれしい言葉でした。選曲の意図が伝わったと感じたからです。それから『方舟』という難曲の私なりの解釈と音楽づくりがまずまず実現し、私自身納得できたことは指揮者として大きな収穫でした。これは歌い手であるメンバーたちの集中力と、渡辺研一郎氏のアンサンブル能力の高さ、優れた音楽性があったればこそです。クラーククラブは音楽的意識が高い素晴らしい合唱団だとつくづく思いました。初めてクラークの合唱を聴いた知人が「知性、教養の輝きは色褪せない」と感じたそうです。『方舟』の第1曲「水底吹笛(すいていすいてき)」の印象的な一節を紹介します。 うしなったむすうののぞみのはかなさが とげられたわずかなのぞみのむなしさが
9月7日(日)14時開演 於:成城学園澤柳記念講堂記念コンサート in 成城プログラム・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・ベートーヴェン:交響曲6番「田園」・フォーレ:レクイエム成城合唱団はフォーレのレクイエムを歌いました。オケは小澤さんとの繋がりで新日本フィルハーモニー指揮は小澤さんの弟子筋の村上寿昭氏ソプラノは成城学園出身の三宅理恵さんバリトンは合唱団と縁が深い青山貴氏故小澤征爾氏生誕90周年に捧げる特別音楽会はチケットほぼ完売。小澤さんに何らかのゆかりある学園の卒業生や保護者、教職員、成城の住人の方々で記念講堂が埋め尽くされました。聴衆のみならず、出演者、関係者、主催者、実行委員会のメンバーらの小澤さんをめぐる様々な想いが交錯し、互いに旧交を温める特別なイベントになりました。何より小澤さんがもたらした至福の時代を享受した人々の感謝と追憶の会だったのです。そして、この演奏会をもって私は成城合唱団常任指揮者を退任しました。1988年、否、さらに遡る1982年、成城学園初等学校へ音楽科の講師として着任して、ほどなくご縁ができた小澤征爾さんとの長きに亘る交流に最終のピリオドが打たれたのです。澤柳記念講堂は音楽演奏を主眼として建てられたホールではないため、本格的な演奏会を催す時には様々な工夫が必要です。今回の合唱団の演目であるフォーレの「レクイエム」は音響的に特に難物の選曲でした。フォーレの「レクイエム」は静謐で繊細な祈りの曲です。響きの良い音楽ホールならピアニッシモはピアニッシモで歌えば良いのですが、ここではオーケストラでさえ紗幕の向こうから聴こえてくるようなくぐもった音になる。ある程度想定はしていましたが、弱奏を基調とした曲のため、本会場でオケ合わせをするまでは通常のダイナミクスで仕上げるのは当然です。客席でバランスチェックをしていた新日フィルのコンマス崔文洙さんと相談して合唱もオーケストラも、指揮者が驚くほどずいぶん思い切った音量で演奏することとなりました。いかに美しいピアニッシモを奏でたとしても、聴こえなければ意味がありません。結果的になかなか明快なフォーレでした。明るくて陽気な小澤さんにふさわしいレクイエムになったということでしょうか。心のこもったとても良い演奏だったと思います。私の成城合唱団での最後の仕事でした。小澤征爾先生と成城合唱団には深く深く感謝いたします。長い間ありがとうございました。今のところサバサバした心境です。たまたまですが、新しい合唱団を起ち上げるプロジェクトに参画しています。その初会合が9月21日にあります。そして、9/14はクラーククラブの第13回演奏会です。感傷にひたってるヒマはありません。
月に3度ほど訪れる川口市。JR川口駅西口側は、私にとって空を眺める好きな場所の一つだ。おおむね夕方時に「絶景」を堪能する。絶景と思う理由の一つは、電線が邪魔しないからだ。360度に広がる空の雄大さを実感する場所は身近には案外ない。高層のビルがいくつか立っているが、夕日を背にシルエットを浮かび上がらせ、むしろ風情が ある。15分ほどの間に、空の模様は静かにしかし大きく変化する。夕焼けは、なぜか懐かしい。懐かしさのテイストは毎回異なる。この日はウイーンを感じた。実際に見た光景ではないかもしれない。8月はセンチメンタルな月だ。だが、私の「夏の思い出」は具体性に欠ける。なんというか、全身で感じた夏の味わいとでもいおうか。翌日の夕方、自宅付近で電信柱と張りめぐらされた電線を撮った。これも悪くない。固形物のような雲の塊も撮った。スマホでは立体感は出ていなかった。川口 8月7日 立秋夏が終わっていた。
百日紅盛夏にふさわしい2月に生の演奏を聴きました。唖然!呆然!!想定を超える天才ぶり。しかし小柄で童顔、高校生にしか見えない。どこかオドオドしていて大丈夫?と声をかけたくなるようなステージ姿。それがピアノの前に座ると圧巻の演奏を繰り広げる確かな技巧、瑞々しい音楽性。何なの、この子は!2025年2月19日 ミューザ川崎のピアノリサイタル・シリーズ夜ピアノに登場したケヴィン・チェンはその衝撃の演奏と、出入りや挨拶で見せるうぶな姿とのギャップで強烈な印象を残しました。8月3日 日本時間午後11時にスタートしたドゥシニキ音楽祭(ポーランド)のケヴィン・チェンのリサイタルの配信を視聴しました。まあ、とにかくご覧になってください。2月19日とほぼ同じプログラムです。そのためもあってか、まったく同じ感想です。彼が真正のピアノ演奏家であることに確信を持ちました。Recital fortepianowy - 80. MIĘDZYNARODOWY FESTIWAL CHOPINOWSKI | DusznikiKEVIN CHEN- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com2月19日の私の感想です。『pianoforte その4 ケヴィン・チェン』ケヴィン・チェン初来日の最後は川崎ミューザ夜ピアノシリーズの第5夜のリサイタルです。先行して行われたコンサートの評判が異様に高かったので、それを確かめるため…ameblo.jp彼が次に日本にやってくるのは今年の10月だそうです。10月といえばショパンコンクールの本選ですよね。ファイナリストになって入賞すれば、色々忙しいだろうと思うのですが、スケジュール大丈夫なんでしょうか。10月3日から始まって10月23日の入賞者披露演奏会最終日まで拘束される可能性高いですよね…と、余計な心配をしています。