昨夜(1/9)の晩御飯は、石狩鍋でした。娘の発案でそうしました。石狩鍋といえば、鮭の切り身やホタテなどが入った味噌仕立ての北海道の代表的な料理ということらしいのですが、北海道出身の身なのに実はほどんど食べた記憶がありません。学生の頃、冬の打ち上げなどでつついた鍋がおそらくそうだったと思うのですが全く印象に残っていないのです。好みではなかったのでしょうか。

しかし昨夜のものは絶品でした。酒粕を入れたのがまず大成功のもとだったようです。味噌とのバランスもたまたま良かったのか、とろみと甘みが様々な材料から出た旨味とともに五臓六腑に沁み渡ります。「うまいっ!」と叫んだきりしばし無言。にんにくの擦りおろしとトウガラシがまた食欲をそそり、ビールを飲むのも忘れ、無我の境地で熱々をいただきました。日本酒も、焼酎も試しましたが、なんでも合いました。どこかのサイトでレシピを見て、娘にはそれなりのイメージがあったのかもしれませんが、横から私などがその場の思いつきで、やれモヤシはどうした、やれ薄切り豚肉を入れろなどというので、結果的に我が家流になってしまいました。仕上げは勿論ラーメン。味噌ラーメンのイメージです。箸休めは、かなり酸っぱくなってきたキリッと冷たい野沢菜漬け。いやいや思わぬ至福の時、ごちそうさまでした。

鍋は我が家の冬の晩御飯の定番です。1週間に2回はつついてますかね。定番中の定番は豚シャブで、この10年間以上断トツのトップの座にいます。以前は夏もやっていましたから、いわゆる「病み付き」ですね。(そのうち紹介します。)そのほかの鍋の登場の度合いがドングリの背比べのところに、ついに第2位の座を狙うニューフェースが出現しました。石狩鍋と呼んでいいのか、ちょっとためらわれますが、しゃけが入り味噌仕立てで、となるとやはり石狩鍋なのでしょうね。来週あたりまた出てくると思います。今思いついたのですがあの石垣島のラー油を垂らすのもイケそう。次回試してみます。

レシピはインターネットに色々出ています。酒粕を入れるものもありました。

http://cookpad.com/recipe/print/228948

味噌と酒粕のバランスが割と近かったので多分同系統の味なのかな、と思い紹介しました。我が家はこんなに丁寧ではありません。ダシは例の茅の舎です。イイカゲンです。でもおいしいです。食べた後に見つけたサイトです。

ちなみに今日(110)は和風ハンバーグ、野菜炒め、ホッケ、あさりの味噌汁、マクロビ実践中の娘は車麩のソテー赤みそソース添えとおからの炒り煮、豆のサラダ、ますますウエルダンの野沢菜漬け、こんなもんだったかな。飲み物はビールと赤ワイン少々。

今日もおいしくいただきました。合掌。