これまでの道のり(先に番外編)【テキストや予備校教材の感想】 | slowの司法書士開業への道のり

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R4の司法書士試験に合格し、R5に簡裁代理権取得。
ウィークリーマンションを借りての6週間の配属研修を経て、令和6年1月1日、開業しました。
こちらのブログは更新終了致しました。長い間有難うございました!

おはようございます。

 

これまでのブログ記事でも書いてきましたが、

何人かの方から、使用してきた教材等についてのお問い合わせがありました。

 

個別にお答えするよりも、

まとめて記事にした方が正確かな、と思い、まとめてみました。

 

今年度使ったテキストと予備校教材についての超主観的感想です。

 

今後の自分のためにも、記録として残しておこうと思います。

 

(ざっくりとした個人の感想です。必ず、現物を手に取って、合うか合わないかお確かめください。ここに書いてない古いものも、いくつか過去記事に書いてます。)

 

 

 

 

【基本テキスト】

 

リアリスティックシリーズ全巻 口語調、主体が「あなた」と書かれているのが気になる方もいるかも。私は松本先生の基礎講座出身者なので迷わずコレ。索引の充実度が凄い。直前期に疑問点を探すときにとても役立つ。過去問論点は網羅した上、プラスアルファも充分。

会社法と商業登記法が一体化して記述してあるので、相互理解が深まる。

 

Vマジック全巻  上と違い、教科書風の記述。だが、法律用語を使いながらも頭にスッと入ってくる表現や文章の作り方が秀逸。言語能力の高い人なんだろうな、森山先生は。

ケータイ司法書士との組み合わせがベスト。

紙質が、辞書っぽい薄さ。見かけより、けっこうページ数は多い。

現在、会社法まで既刊。これは実体法としての会社法の理解を深めるのに役立った。

 

松本基礎講座テキスト(サブ科目全て)  市販テキストは、11月に民訴民執民保が出るらしいが、講座で使ったサブ科目のテキスト、これがまた良くまとまっていて、なおかつ深い。このテキストで学んでから、午後の部の11問目までがかなり安定した。

 

オートマ刑法、民訴等、供託(上記テキストの改正部分を補うため買い足し)

オートマは、初学者の頃使ったので慣れているけれど、

相変わらず、書いてあった場所を探すのに少々時間がかかるのが難点。

ただ、記述中に過去問も織り込まれているため、その解説も含めて熟読するとかなり仕上がる。

個人的には刑法が秀逸。昭和の過去問や、マイナー分野ももれなく解説してあり、

リアリスティックテキストとオートマ刑法の合わせ技で、怖いもの無しだと思う。

 

【問題集、過去問集】

 

ケータイ司法書士全巻 初版の黒表紙時代から愛用。とにかく軽い。持ち運びに便利。

内容が足りないかというと、そんな事は全くない。というか、ひとつ一つの内容がとても深い。直前期まで愛用。記述式もすごくまとまっている。

全範囲をまるっとおさらいしたい時は迷わずコレでした。

 

でるトコ全巻 初学者の頃、使っていた頃と比べ、まとめページも充実し、使いやすさもアップ。4冊しかないので、何回も回すのにとても向いている。

 

オートマ過去問民法のみ  辰巳の過去問集はコンパクトだけど字が小さいので、改正民法対応として購入。山本講師のオリジナル改正対応問題も多数収録されており、おすすめ。

 

伊藤塾セレクション 会社法・商業登記法、不動産登記法、民法の3冊購入。

重なりをできる限り排除してあり、過去問演習をスリム化できるのが利点。

オリジナル問題もなかなかのレベル。ただ、紙質がちょっと今ひとつ。

 

合格ゾーン サブ科目の2冊を購入。過去問集の王道か。紙質もよく、解説も分かりやすい。まとめの表も所々に入っていて、使いこなせればベスト。ただ、あまりにも分厚く、気持ち的に、萎えるときも。。

 

【補助テキスト】

 

蛭町講師のフレームコントロール記述本2冊  この本は記述の根本的な考え方を伝授してくれる名著だと思う。ただ、ある程度基本の仕組みが分かった上で読んだ方が効果的かも。

 

ひな形集(LEC海野講師のもの)  何と言ってもこの本は、ポイント解説がコンパクトで好き。 4、5年、愛用。

 

【予備校講座】

 

TAC答練 姫野講師が全て解説講義を担当。解説付きコースを取ると、解説書以外に、オリジナルレジュメも送られてくる。記述の講義がメイン。それも、細かい部分じゃなく、全体的に、記述をどういう風に読み解いていくか、という、流れの解説。

解説書の方は、紙質が良く、(個人的に紙質にこだわるタイプなんです)

底上げ答練には過去問チェック的なページもあり、

使いこなせばかなり有効。

ただ、問題にはクセあり。7つ以上の解答欄プラス、その他の登記の欄があるパターンが多いので、今年の不登本試験の出題傾向には合ってなかった。

ただ、登記の順番を考える訓練としてはベスト。

 

伊藤塾答案構成力養成講座 有名な山村講師の看板講座。コレはとにかく、緻密な講義。

何をどこでどう考え、どう記載するか、みっちりと教えてくださる。

問題は、実務もされている出題担当者が練りに練っている問題。

毎回、思わぬトラップにまんまと引っかかり、うわーと叫んでいた。

試験までに3回は解いた。

 

伊藤塾択一答練 珍しい、択一のみの答練。宇津木講師のパワポメインの解説がわかりやすい。レベルもそこまで難問はなく、基礎から応用レベルの引き上げに丁度良い感じ。

 

伊藤塾登記法講座 直前期に取った単科講座。超オススメ。 高橋講師の解説は、登記法の覚えにくいところの理由付けも全てあるし、分かりにくい論点の解説も、とても分かりやすい。とにかく、登記法は直前はこの講座の問題を繰り返し、テキストを読み込んだ。

 

⭐️伊藤塾の良い点⭐️

択一答練や、登記法講座の受講中、

繰り返して問題を解きたいときに、マイページから、問題文がいつでもダウンロードできて、

プリントアウトできるところ。

 

 

 

【模試】

 

LEC     受験者数が1番多いので、自分の立ち位置がわかる。問題形式は本試験に1番近い。

受講者特典が充実。価格もパックならリーズナブルか。

 

TAC  かなり難しい。特に記述。少し本試験とは乖離しているかも。ただ、ここで負荷をかけておくと、どんな問題にもそれなりに対処できるようになるかも。。

 

伊藤塾 プレ模試1回、公開模試2回、ファイナル模試1回受けたが、とにかく安い。

そのかわり、公開模試以外は記述添削はなし。

個人的には、解説書が読みにくい、というか、要点を探しにくいと感じる。

 

辰巳  公開模試2回。以前受けていた頃より、択一の難易度が少し上がり、記述は下がった印象だった。択一の解説書がルーズリーフ式で、ちょっとばらけるけど、内容盛りだくさんでわかりやすい。

 

【六法】

 

森山講師の司法書士合格六法 文字が大きくて読みやすい。

LECの択一六法 判例が豊富。解説も分かりやすい。まとめの表もあり。

 

【その他法律書、実務書】

 

リーガルクエスト会社法 会社法の全体像を実務の中で理解するのに役立った。特に組織再編のあたり。

 

商業登記ハンドブック よく、模試の解説とかで、ハンドブック、って出てくるあれです。分厚いけど、読みやすくおすすめ。

 

他色々。。。

 

以上、長々とメモ的に書いてきましたが、

それぞれの可処分時間に合わせて、最適な講座を見つけることが大事だと思います。

 

 

そのためには、これまで色々なブロガーさんたちのご意見を参考にさせていただきました。本当に感謝しています。

 

良い講座でも、自分の状況を見て、それを生かし切れるときでないと、

宝の持ち腐れ。タイミングよくお金を投資したいですね。

 

 

書きながら、改めて、

一体どんだけ予備校に貢いできたんだ、、、って感じですが滝汗

 

これだけあれば、来年は予備校の模試だけいくつか取ればいけるかな。

まだ、答練のコピーもあるしね。

 

今年は、民法改正も入って、買い替えどきのテキストが多くて

出費がかさみました。

 

法律家を目指すなら、常に情報には敏感でないと、、ですが、

お財布にはキツかったなあ。。。

 

 

 

これまでの私の記録が、どなたかのお役にも立てれば幸いです。