わたしは「赤色」が苦手で

日常生活ではほとんど使わないのですが

1年間限定で「赤色」を求めた時期がありました。

40年後に再び渇望するのですが

その時のことと色の変遷を

書いてみたいと思います。

 

目次

・17歳という危うい時代

・18歳になると見るのも嫌になった

・40年後に再び渇望した「赤色」の意味は

・本来のわたしに戻るというのは

・苦手な色が才能に変わる時

  17歳という危うい時代

 

17歳というのは、いわゆる思春期で

精神的にも肉体的にもバランスを

取るのが難しいとされる年令。

 

その年に1年間限定でしたが

赤色ばかり使っていた時期がありました。

 

ボールペンやノート等の文房具

Tシャツやインナーや小物から

寝具、アクセサリーに至るまで

部屋の中は赤一色なのです。

 

人が見たら違和感極まりなかったと思います。

 

この年に何が起きたかと言うと

大好きだった父が亡くなったのです。

 

哀しくて辛くて

それでも生きて行かなくてはいけなくて

自分でも、心身のバランスが

取れなかったのだろうと思います。

 

そういう理不尽な現実に

立ち向かわなくてはいけなかったため

「赤色」を求めたのだろうと

今だったら理解できます。

 

本来「赤色」は

アクティブになってる時だったり

逆に心身がトーンダウンしている時にも

気になる色だったりするのですが、

当時のわたしは恐らく両方だったのでしょうね。

 

運勢学をするようになってからわかったことは

17歳という年は、運気的には

心と身体が乱れるとか

バランスが取れないという年だったのです。

 

いわゆる「危うい」という年だったのですね。

  18歳になると見るのも嫌になった

 

ところが、18歳になると

あんなに好きだったのに

赤色を見るのが嫌になったのです。

気持ちが落ち着かず心がざわざわする。

 

1年間で集めた文房具、洋服、小物

寝具、アクセサリーもほとんど捨てました。

 

 

ただ、この赤いブックスタンドだけは

どうしても必要だったので取っておきました。

ハートのフォルムが可愛かったしね。

 

 

 

 

 

その代わり、目に触れないように

レースで覆っていましたけど。

 

今にして思えば

心身のアンバランスな状態が

落ち着いたのでしょうね。

 

赤い色で自分を奮い立たせることから

解放されたのかもしれません。

 

18歳以降、赤い色は苦手な色に変わり

ワンポイント的にも使わないというくらい

徹底していました。

 

  40年後に再び渇望した「赤」

 

再び「赤い色」が気になり始めたのが

2015年に悪性リンパ腫の症状が

出始めた頃です。

 

色が教えてくれた病気のサイン

 

この年の6月から入院して

抗がん剤の治療を開始した頃から

赤い色が気になるというより

渇望に近い感じでしたね。

 

 

 

 

 

 

このサンゴの赤いブレスレットは

次男に頼んでわざわざ作って

もらったのですが

治療が終わるまで肌身離さず

という感じで着けていました。

そして、ずっと見ていましたね。

 

この頃は、抗がん剤の副作用で

貧血状態が続いていたので

赤い色を無意識に取り入れたかったのだと

思います。

身体も大分消耗していましたしね。

 

ただ退院して貧血状態が改善してからは

また元に戻って着けなくなりました。

 

せっかく作ってもらった

サンゴのブレスレットは、今では

ジュエリーケースの中にしまったままです。

 

本来の自分に戻ったのですね。

 

  本来のわたしに戻るというのは

 

自分がストレスを感じる色というのを

計測することができるのですが

 

本来のわたしというのは

赤い色がとても苦手なのです。

身体が緊張する色なので

普通であれば身につけたくない色なのです。

 

 

なので、赤い色が気になる時は

今でもちょっとドキッとしますけど

自分の心身の状態を知る目安になるので

「気になる」という状態を

無視しないようにしようとは思いますけどね。

 

  苦手な色が才能に変わるとき

 

色と言うのは実は、視覚からだけではなく

皮膚や音からも(波動や振動と言う形で)

吸収して感じているそうです。

 

視力や聴力をなくした方でも

色からの恩恵は充分に受けられるのですね。

 

それと、苦手な色というのは

役目が終わるとそれが才能に変わって

応援してくれるという側面もあるんですよ。

 

だから、最近はワンポイント的に使っています。

ある日、また好きになるということも

充分ありますしね。

 

好きな色、苦手な色も生活の中に

上手に活かしていけるといいですね。