血液内科入院・病状説明 | 50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

50代からのスローライフ〜癌サバイバーが描くヒーリングアート        

 2015年悪性リンパ腫ステージ4から生還し、健康の大切さを痛感しスローライフを始めました。講師業から絵描きへ
 薬草を育てながら天使画・曼荼羅・点描画等を描いており販売もしています。アートや薬草、健康に関することを
 発信しています。

6月16日 

「ベットが空きました」

という病院からの連絡があり

入院の準備をして病院に行きました。

 

昨日、導尿をしてもらってスッキリ

したのですが、あの後、やはり

尿が出なくなって12時間経過。

また、下腹部が苦しい、

パンパンになってる。

 

 

午後から留置カテーテルを挿入

(尿道に管を入れてカテーテルを

通して排尿する)

不便だし感染も気になるけど、

自力で出せないのだから仕方がない。

 

 

夕方、病状説明がありました。

 

病名

末梢性T細胞性リンパ腫ステージ4

【入院時症状】 6月16日
脳腫瘍:3㎝
脾臓内腫瘍無数・肥大:1、5倍
骨の腫瘍・浸潤:両上腕骨、

両大腿骨、脊椎全体、

リンパ腺腫脹:頸部、鼠径部
麻痺・しびれ:膀胱、腸管、両下肢


【検査データ】
・LDH:2600(正常値120~230)
・腫瘍マーカー(sIL-2R):2100

(正常値220~530)
・骨髄細胞:5(正常値10~20万)
・白血球:1200(正常値3500~9000)
・Hb:7、5g(正常値11~15g)
・血小板:6万(正常値13~36万)
 

緊急を要するということで、

翌日から抗がん剤治療を

開始することになりました。

ただ、私の場合は骨髄抑制があるので

通常使う抗がん剤を100%→70%に

減量して使用するということでした。

 

MRI、CT、PET-CTの結果、

ほとんど全身ではないかと思うほどの

骨への腫瘍の浸潤があり、

そのため、馬尾神経を圧迫して

麻痺、痺れが出ているとのこと。

腸管麻痺と歩行困難あり。

 

脳腫瘍3㎝

 

脾臓の腫瘍と肥大

血球は正常値を大きく下回り

腫瘍マーカーは正常の約10倍

 

こんな現実を突きつけられても、私は

とても冷静に病状説明を受け、

質問等もしていて、後から妹たちに

“よくあんなに冷静でいられたね”

と言われました。

 

それは、こんな最悪な状態でも

“必ず生還できる”という

根拠のない自信が

あったからだと思います。