6月16日
「ベットが空きました」
という病院からの連絡があり
入院の準備をして病院に行きました。
昨日、導尿をしてもらってスッキリ
したのですが、あの後、やはり
尿が出なくなって12時間経過。
また、下腹部が苦しい、
パンパンになってる。
午後から留置カテーテルを挿入
(尿道に管を入れてカテーテルを
通して排尿する)
不便だし感染も気になるけど、
自力で出せないのだから仕方がない。
夕方、病状説明がありました。
病名
末梢性T細胞性リンパ腫ステージ4
【入院時症状】 6月16日
脳腫瘍:3㎝
脾臓内腫瘍無数・肥大:1、5倍
骨の腫瘍・浸潤:両上腕骨、
両大腿骨、脊椎全体、
リンパ腺腫脹:頸部、鼠径部
麻痺・しびれ:膀胱、腸管、両下肢
【検査データ】
・LDH:2600(正常値120~230)
・腫瘍マーカー(sIL-2R):2100
(正常値220~530)
・骨髄細胞:5(正常値10~20万)
・白血球:1200(正常値3500~9000)
・Hb:7、5g(正常値11~15g)
・血小板:6万(正常値13~36万)
緊急を要するということで、
翌日から抗がん剤治療を
開始することになりました。
ただ、私の場合は骨髄抑制があるので
通常使う抗がん剤を100%→70%に
減量して使用するということでした。
MRI、CT、PET-CTの結果、
ほとんど全身ではないかと思うほどの
骨への腫瘍の浸潤があり、
そのため、馬尾神経を圧迫して
麻痺、痺れが出ているとのこと。
腸管麻痺と歩行困難あり。
脳腫瘍3㎝
脾臓の腫瘍と肥大
血球は正常値を大きく下回り
腫瘍マーカーは正常の約10倍
こんな現実を突きつけられても、私は
とても冷静に病状説明を受け、
質問等もしていて、後から妹たちに
“よくあんなに冷静でいられたね”
と言われました。
それは、こんな最悪な状態でも
“必ず生還できる”という
根拠のない自信が
あったからだと思います。