私が、
50代からのスローライフを楽しもう
と決めたのは、平成27年に
悪性リンパ腫ステージ4から
生還したことがきっかけでした。
それまでは、パステルアート講師
として長崎県内にパステルアートを
広めたい、病気や障がいをもつ
子どもたちとその家族のための
フリースクールサロンを創りたい
という一心で
8年間走り続けて来ました。
そして、念願のサロンを開設した矢先
余命宣告を受けました。
休養を取らない、仕事優先の生活に
病気という形で強制終了させられた時
人生観、価値観が大きく変わりました。
ステージ4という絶望的な状況から
生還できたのは、
数々の偶然が重なったお陰です。
家族、姉妹、仕事関係者
の協力がなければ、約４ヶ月という
短期間での退院も難しかったと
思いますし、療養中不安の毎日
だったことと思います。
退院後は、癌のエキスパートの細かい
指導、食事のアドバイスを受け、
同じ癌患者の心友ができ、
励まされ勇気をもらい、
癌患者の4人に1人はなると
言われているうつ病にもならずに
現在に至っています。
病を得て、これまでの食習慣、
生活習慣、考え方を変える決意をし、
そのために、優先順位が
大きく変わりました。
仕事を休み、自分のため、家族のため
に生きると決めた時から、
人生を「二度生きる」という
体験をしています。
今までで一番自由に
生きてるような気もします。
健康に過ごしたければ、
その準備は30代から、
穏やかな50代を迎えたいなら
その準備は、40代から
しておくべきでした。
健康にもっと気を付けて
仕事と家庭、休養のバランスを
取るべきでした。
病気をしなければ
そんな大切なことを考える機会は
なかったかもしれません。
私だけではなく、
家族の健康も守れなかったと思います。
病気のお陰で、
自分にとって大切なことは何か
ということを考えるチャンスを
与えてもらいました。
人生は、いつからだって
やり直すことはできる。
二度目の人生を生きるのに
遅すぎたということはないはず。
今が、ベストなタイミングだったと
そんな想いも込めて、
50代からのスローライフを
始めています。
2人に1人が癌になると言われている
時代に、癌になってからでは遅いこと、
情報と防御の大切さを
身を持って体験しました。
どうやって、
ステージ4から生還できたのか
入院中何をしていたのか
抗がん剤の副作用は！
どんな食事療法をしたのか
試してみた自然療法などを
思い出しながら綴っていこうと
思います。
癌患者が一番避けたいことは、
ストレスと言われています。
やっと病状が落ち着いたところで、
ブログを書くことにより
また、無理をするのではないか
ストレスになるのではないか、
ということが、一番の心配で
なかなか、一歩踏み出せずにいました。
でも、
余命宣告を受けた時に、
最初に感じた感情は、死の恐怖
ではなく後悔でした。
チャレンジしなかったことの後悔
自分の体を
大切にしなかったことの後悔
家庭団らんを
優先しなかったことの後悔
ストレスを感じることよりも
チャレンジしなかったことのほうが
きっと、後悔する。
そう思いました。
そして、
ステージ4から生還できたのは
きっと、何か理由があるはず。
生かされた命をどんなふうに使って
いけばいいのか！ということを、
この数ヶ月で本当によく考えました。
私がそうだったように、
余命宣告をされて
何をどうしたらいいかわからない方も
沢山いらっしゃると思います。
同病や癌サバイバーの方、
ステージ4でも希望を捨てないで
一日一日を素敵に生きていってる方も
沢山いらっしゃいます。
もし、子どもに残してあげられる
とすれば私の体験だけ。
他には何もなかったことにも思い至り
一歩を踏み出すことにしました。
ここに書かれていることは、
あくまでも私の体験したことであって
私によかったことが、必ずしも
他の方にもいいとは限りませんので
強制するものではありません。
まして、
他の方の方法を批判するものでもなく
私自身が体験したことを
書いていこうと思っています。
誤解を招かないように、
文章には充分注意して書いていく
つもりですが、言葉足らずのところが
ありましたら、寛大な心で
見守っていただけたらと思います。
このブログが、
どなたかのお役に立てれば幸いです。
深謝