
「Oster Wiese イースターの草原」という名の付いた春の移動遊園地は、ブレーメンのこの時期のお楽しみです。
乗り物や、ゲーム、食べ物屋台などが立ち並び、市民の行楽を盛り上げてくれるのです。その中でも一番人気はジェットコースターなのですが、今年はまったく稼働していません。
「えっ、北風が強いから、運転禁止なのかな?」と思って、近くのスタンドのスタッフに理由を尋ねてみると、驚くべき答えが。

「試運転で、安全基準テストに不合格だったのです。」
ぎえー、そんなことあるの?せっかく設置したのに、何らかの不手際で安全性が認められず、期間中は営業禁止となったのです。絶叫系絵ッとコースターは、乗り手にスリルと恐怖を与えることが狙いです。その裏で、安全点検は確実にクリアしなければ、本当に死への乗り物になってしまいます。
期間中、もちろん無事故で運用するというのは当たり前です。それの安全試運転で、検査基準を満たさないなんてありえないと思うのですが、こういうことってあるんですね。ブレーメンで暮らしてもうすぐ二十年ですが、初めて見聞きしました。
ジェットコースターの購入と建設には莫大なユーロがかかっているはずです。まして、開演前に組み立てて、終わったらばらすという運営管理費も相当なものでしょう。期間中のメンテナンス料金、そして安全運転のための人件費など、移動遊園地の中でも
人気ナンバーワンの乗り物であり、膨大な費用のかかる乗り物といえるでしょう。それが開店休業状態だなんて、嘘みたいな本当の話しです。がたがたがたという機械音に、乗客のキャーという奇声が聞こえてこない、寂しい今年のOster Wieseです。ファンも残念がっています。
横綱級の乗り物が休場でも、定番のアミューズメントは健在です。

長い滑り台です。1回4ユーロです。写真左端の緑の階段を昇って高台に上がり、下まで滑り落ちるという何ともアナログな滑り台なのですが、ボインボインという波があって、近所の公園の滑り台とは趣が異なります。地味に人気があります。

グニャグニャたこさん 絶叫マシーン
一人4,50ユーロ 載っている時間が5分以上有ります。食べてから乗ると気持ち悪くなるので、要注意です。
青空天井を突き破るくらいの巨大なシーソーです、上に下にだけでなく、ぐるりと回ります。一人7ユーロです。

私は遊園地では乗り物よりも、食欲優先です。

野菜のフリッター盛り合わせを注文しました。3種のフリッターを選びます、盛り合わせ一皿8ユーロ

サツマイモのフライドポテト、ブロッコリーのフリッター、カリフラワーのフリッターの3つを入れてもらいました。ソースはハーブクリームソースです。この日は、冷たい北風が吹いていたため、熱々の揚げ立てが特別美味しく感じました。

私の大好物、豚背肉のハーブステーキです。一個8ユーロです。
酸味のある茶色い全粒粉パンの真ん中から、お肉がはみ出しています。

ステーキ肉の上には、ザワークラウトとニンニクヨーグルトソースがたっぷり挟まっています。これが
さっぱり味に変えてくれて、こってりのお肉が食べやすくなります。ボリュームたっぷりの豚肉ですが、柔らかで風味よく焼いてあります。値段が高くなっていますが、それでも辞められない、もう一個食べたいくらいです。

デザートは、ドイツ流あんまんです。ふんわり蒸し立てのパンの中には、あんこではなく、さくらんぼジャムが入っているのです。


赤いソースが見えてきました。けしの実とパウダーシュガーをたっぷりかけてくれました。
これもほかほか、ふわふわでとっても美味しいです。大きなお団子ではありますが、たっぷり空気を含んでいるせいか、一個食べてもおなかが膨れるわけではありません。
でも、家庭で真似のできない味なので、遊園地ならではのおやつとして、これも毎回食べています。

絶叫振り子 一人7ユーロ
すごく大きなキャーが遊園地中、響いていました。ジェットコースターの人気を取って代わった独り勝ちの新横綱って感じです。
移動遊園地は4月12日日曜日が最終日です。美味しいもの目当てのお出かけも楽しいですよ。