今の時期、クリスマスで最も有名な女性は聖母マリア様です。

ティーンネイジャーの処女で、赤ちゃんを授かり、馬小屋で赤子イエス様を産み落としたマリア様。

 

穏やかな表情です。すでに予言されていた神の子を、ついにこの世に産んだその名誉と喜びを謳っているお顔。

イエス様は、不思議な力を披露しながら様々な人を助けていきます。救っていきます。しかし、その後、我々の罪の身代わりとして十字架に張り付けにされました。

 

我が子が、親よりも先に亡くなるのは、とてもとても悲しいことで、あってはならないことです。この世を去る順番が違うだろう!そう叫びたい心境であったはずですが、マリア様は彼が命を奪われる辛い瞬間もその場におり、彼の安息を祈りました。

そして奇跡が起こり、イエス様は蘇りました。イースター復活祭です。

亡くなった我が子が昇天する場面に遭遇し、マリア様は、さぞ感極まったことでしょう。

ヨゼフとの間に、イエス様の他にたくさんの子どもを設けられたマリア様ですが、信じる強い母として家族を守り、人々にも愛を与えたお方です。

 

 

私は、ドイツに来て聖書やキリスト教のことを学びましたが、マリア様の偉業が今でも伝えられていることに驚き、母になって、マリア様の信念である「寛容さと喜び、そして感謝」に共感する部分が出てきました。

 

ブレーメンの市中心部のクリスマスマーケットでは、キリスト誕生の馬小屋を再現したクリッペが飾られています。

ネグレクトや幼児虐待といった言葉が躍る現在の育児事情ですが、マリア様とイエス様に手を合わせることで、激しい痛みをこらえて出産した我が子への愛情を再確認できます。

みなさんが、マリア様のごとく心穏やかで喜びに満ちた子育てを送れますように。