5月8日、ベルリンでは終戦記念日で祝日となっています。
1945年5月8日から9日にかけての夜、アメリカ、イギリス、フランス、ソビエト連邦の戦勝国の面前で、ドイツ国防軍の代表が降伏文書に署名しました。この降伏により、1945年5月8日、ヨーロッパにおける第二次世界大戦は正式に終結したのです。
この歴史的な出来事から80年経った今、平和共存がいまだ当たり前のことではないという事実を認識させるために、ドイツの中でも戦争で多くの歴史が変わった都市ベルリンでは5月8日が祝日として追加されたのです。
一方、ブレーメンを始めとする他の州では、記念行事は行われているものの、普通の労働日となっています。
私はドイツ生活20年となりました。それで強く感じているのは、ドイツはナチスの台頭により近代社会の世界大戦の勃発に対して大きな責任を未だに背負っている」ということです。移民難民の受け入れをはじめ、東欧やトルコ人などがドイツ人に帰化することに対して一定のルールはあるものの、基本寛容です。
本日のラジオでは、欧州終戦80年のリポートが多く放送されています。
聴いていると、
「特に第二次世界大戦は、国家社会主義のイデオロギーが引き起こした絶滅戦争で、数百万人の自由と権利、そして命が奪われました。暴力と恐怖、破壊は瞬く間に欧州全土に広がり。国境を超えて影響を及ぼしました。自由は短い期間で奪われるのです。ですので、今日、これを守ることの重要性を考えなければいけません。」
という内容を、終戦後に生まれた若い世代に伝えていかねばという意思が感じられました。
ヨーロッパにおける民主主義と平和の基礎を築いた、国家社会主義からの解放の日とみなされているのです。
この祝日は今後は5年に一回お休みとなるようです。今のところベルリンだけの特別な祝日のようですが、いつの日か国民の祝日となるかもしれません。
日本は1945年の8月15日が終戦の日とされていますね。
戦後に生まれた我々は、「責任世代」で、家族や職場での責任はもとより、世界の平和にも関心を持ち、平和を考えるという大きな責任も伴っていると思います。
けれども、未だに、世界のどこかで戦火が繰り返されています。私一人の力では、どうにもなりませんが、祈ることはできますもん。
今日は教会で静かに平和を願ってきます。
