四年に一度の欧州のサッカーのお祭り「サッカー・ユーロ2024」が始まりました。開催国はここドイツです。スーパーやお店では、サッカー関連の応援グッズが販売されています。

ドイツの国旗をデザインしたお飾りです。

応援商品は、お家に一つあるだけでも気分が盛り上がります。

 

 

 

こんなに可愛らしいデザインの靴下がお目見えしています。

サッカーボールのデザインと、プレイヤーのデザインが一組になっています。二足セットで9,99ユーロとなっていました。

 

 


 

EUカップでは、ドイツは一戦目スコットランドに5対1という圧勝で、好スタートを切りました。ブレーメンのプロチームWerderで活躍していたフルクル選手がドイツ代表になっていて、初戦でゴールを決めたため、ブレーメンのファンも大喜びです。

 

とはいえ、ブレーメンは、他の都市に比べて、サッカー熱は少し冷めている模様です。

というのも、ブレーメンでは3万7千人を収容する大きなスタジアムがありながら、一戦も試合が行われず、また参加各国のキャンプ地にもなっていません。

 

試合が行われるハンブルグやドルトムントなどの12の対戦都市では、ヨーロッパ各国からサポーターが詰めかけて、街はかなり賑わっているようです。

 

では、なぜブレーメンの競技場は、試合会場に選ばれなかったのか?

 

理由は、ブレーメン州と欧州サッカー連盟の委員会UEFAが揉めたためと言われています。

当初、Werder Stadionは試合の候補地に選ばれていたものの、州が委員会に「ブレーメンでEUカップの試合を予定するならば、警察による公安の費用を出してくれ!」と詰め寄ったのです。そこで「はぁ?」となった委員会は、試合どころかキャンプ地としても割り当てませんでした。委員会の言い分は、「試合やキャンプ地に選定されれば、大勢のサッカーファンがやってきて、ホテルやレストラン、交通網といった街全体が賑わい潤うはず。警備費以上の儲けが生じるはずではないか。それなのに、お前さんたちは何を言っているんだ!」とのことです。

 

ただ、ブレーメン州の言い分も、間違ってはいません。試合が開催されれば、州の警察官だけでは保安しきれないはずなので、ハンブルグ州やニーダーザクセン州からの応援部隊も必要でしょう。明らかに州の警察予算を大幅にオーバーしてしまうのでしょうね。まして、サッカーの世界的な試合ではフーリガンといったテロ紛いの危険なサポーターも駆けつける可能性が大なので、治安予算をケチるわけにはいきません。ブレーメンは、ドイツでは一番小さな州なので何をするにも緊縮財政と言われています。お金の出費に関わると、ブレーメン州は後ろ向きになってしまうのは仕方ないことなのです。

 

それでも、なんだかつまらないなぁと思うのは私だけでしょうか。我々の税金が無駄に使われるのは嫌ですが、街の活性化のためならば必要経費として州予算を投じても良かったのでは?

 

ユーロ2024は、6月14日から7月14日まで欧州24の国と地域による接戦が繰り広げられます。