ブレーメンは好天が続いています。カフェに行くと、こぞって皆さん、お外の席で陽光を浴びながらお茶を飲んでいます。

私たちも、ちょっとした休日のお出かけとして地元の老舗のカフェKniggeに出かけました。

 

三人分 合計27,90 Euro

 

現在の最低賃金が一時間12,41Euroですので、2時間15分の労働に値します。

トルテはいずれも5,20 Euroです。お持ち帰りでは4ユーロとなります。同じケーキでも店内で食べると1,20ユーロ高くなります。まぁサービス料金ですので、致し方ない?

 

 

ラズベリートルテ(今月のお勧めケーキ) さっぱりした甘さです。底辺のクッキー生地がパリパリで美味しいです。

 

 

季節のベリーケーキ フレッシュな果実がたっぷり使われています。

 

ダークチェリー入りチーズケーキ 甘酸っぱいケーキです。表面のクランブルがポイント、サクサクの響きと食感が嬉しい。

 

 

 

ココア 3,40 Euro 生クリーム付きです。

 

カフェインフリーのカプチーノ 3,70 Euro ココアパウダーがかかっているので、お砂糖を入れないほうが苦みと甘みのバランスがいいです。

 

 

 

冷やしコーヒー 5,20 Euro でした。ドイツでアイスコーヒーを注文すると、コーヒーにバニラアイスクリームを入れたコーヒーフロートが運ばれます。

お外の席でいただくと、太陽の輝きと新鮮な空気でよりおいしく感じられます。

 

 

ところで、ドイツでは、ここ数年でケーキの値段は高くなりましたね。小麦とバター、そして生クリームをたっぷり使ったドイツのケーキは、どっしりした大きさで食べ応えが十分ではあったのですが、近頃は値上がりしただけでなく、形も1割ほど小さくなったという声も聴かれます。

ウクライナ戦争の影響により小麦の値段は高騰しただけでなく、卵の値段も上昇しているからです。ひよこの殺傷処分を禁止した2022年の法律により、小規模のひよこふ化業者がダメージを受けて、国内の産卵用の雛は半減しているとのこと。となると、自動的に卵の価格も高くなっているのです。

 

ケーキ屋さんにしたら、安くておいしいケーキを提供したくても、材料費がどんどん高くなってしまい、ケーキは自然と高額になってしまうのです。

 
 
クニッゲのケーキは種類が豊富でどれも安定した美味しさということで、大好きなのですが、3人で楽しむおやつタイムがチップを入れると30ユーロ近くになるなんて、頻繁に行けなくなりました。
 
このお店には、有閑倶楽部のマダムたちが常連さんなのですが、我々子育て世代は教育費・生活費に予算を優先せねばなりませんので、同じように優雅にティータイムを楽しむことができないなぁと感じました。