ブレーメンのWalle地区に新しく誕生したレストラン「Beit Jeddi」です。今年の2月に営業を始めてから、地元ではお得で美味しいと、話題のお食事処となっています。
店内は広々としていて、座席がたくさんあります。シリアの首都ダマスカスの寺院の写真が飾られています。レストランのスタッフが撮影したものを展示しているそうです。
食べ放題20ユーロですが、時間制限はありません。17時30分から22時まで、思う存分食べて、ゆっくりできます。
ベジタリアンコーナーが、ちゃんと設けられています。
お店で作っているスムスや、シリア風チジミにチーズと香草のパン、お豆のコロッケ・ファラヘルの他にも食べたことのないおかずが並んでいます。
お肉はラム肉と牛肉、鶏肉をふんだんに使っています。お魚料理はありませんでした。
上からシリア風ハンバーグ、真ん中・鶏肉のグリル、真ん中・子羊のレバー、下はシリア野菜Mallow(ゼニアオイ)です。レモン汁のさわやかな香りと酸味が味の決め手です。
柔らかいレバーです。びっくり、レバー特有の血液の鉄分の匂いがありませんでした。上手に血抜きしてあります。
鶏肉のスープは、牛乳ベースになっています。鶏肉のエキスとバター、そして牛乳は相性がいいですね。熱々がおいしいわ。
雑穀ソーセージのスープ
詰め物を割ってみると、ひよこ豆がごろごろ入っていてびっくり。雑穀米がスープを吸ってうま味十分、柔らかくなっています。
左上 ほら貝のパスタチーズソース、右上 ズッキーニの詰め物、右下 いんげん豆炒め、左下 シリア風肉じゃが
ズッキーニの詰め物 ホワイトソース 中にはスパイスの利いたひき肉が入っていました。
こちらのズッキーニの詰め物はトマト味です。雑穀が入っていました。
左 シリア風炒飯に野菜の煮込みをソースとしてかけて食べます。
右 キノア牛ひれ肉の似たものが添えられています。ほろりとくっずれるほど柔らかいです。
シリアの薄焼きパンです。黒ゴマが混じったスパイスを塗りつけて焼いてあります。オリーブオイルをちょんちょんとつけて食べるのですが、オイル自体がすごく美味しいから、このパンがすごくご馳走にグレードアップします。
お店自慢の手作りフムスは、万人受けする美味しさです。
色んなものをちょっとずつ楽しめます。シリアという未知の食生活を、20ユーロでたっぷり2時間半も味わうことが出来ました。
ちなみに、オーナーは日本に一度は行ってみたいと強い憧れを抱いている男性で、トイレには芸者をモチーフにしたイラストが飾られていました。
さて、お会計を済ませ帰るときに、「少しお待ちください。」と声をかけられました。なんと、クッキーを一個おまけでくれました。香ばしいナッツをごろりと入れた、サクサクのパイ風クッキーです。
20ユーロの食べ放題で、デザートがないという点はマイナスポイントですが、異国情緒たっぷりの料理を堪能出来て、とてもいい感じで舌。