創業百年を超えるお魚レストランで、美味しいお魚料理を堪能してきました。

 

ブレーメン州の港町ブレーマーハーフェンのFIEDLERです。1906年から営業を続けている、街でも名の知れた伝統的料理店です。しかも高貴な品格を併せ持った良店で、足を運ぶと非日常的な感覚=優雅な気分になります。

 

メニューの大半が地元の浜で水揚げされた新鮮なお魚を使った、魚専門料理店です。

 

 

インテリアがとにかくクラッシックで重厚な雰囲気です。その内装に負けないほど、料理は魚の繊細な旨味をうまく引き出した逸品ばかりです。

雰囲気良し、味良しです。

 

 

季節の焼き魚 盛り合わせのセット 24,90ユーロ 

サーモン、大正海老 Kutterschellfisch(和名?)、Zander(ほたるじゃこ)、ザリガニが大皿に盛りつけられています。緑色の野菜は、アスパラガス、スナップエンドウ、ほうれん草で、バター炒めです。レモンの搾り汁が、さわやかな香りとともにさっぱりソースとなります。焼き立ての魚はふっくらしていて本当に美味しいです。ザリガニは、殻ばかりでっかいけれど、それをはがすとちゃんと身が出てきて、甘くて美味です。

 

 

Kutterschellfischfilet 23,90ユーロ

はちみつマスタードソースが添えられていました。

大きな切り身は、ローズマリーの香りが素晴らしく、すごいボリュームながらぺろりと平らげることができます。

甘辛のソースも良く合います。

 

 

Rotbasch スズキ 19,90ユーロ

黄金色の焼き色が綺麗です。レモンマヨネーズソースが添えられています。まずは、ソース無しで魚本来の淡白な味を楽しみ、レモンマヨで味変を満喫します。うん、どちらも美味しいです。

 

 

料理には塩ゆでジャガイモがついてきます。緑色の葉は、パセリと水菜の微塵切りです。香りがよく、ふんわりした風味がジャガイモの素朴な味をひきだたせます。どのお魚も素晴らしく美味しいので、それをより際立たせるのが付け合わせのじゃがいもなんだなぁと感じました。

 

 

平日のお昼時でしたが、大勢のお客さんが魚料理に舌鼓を打っていました。お店のスタッフも丁寧な応対で、ブレーマーハーフェンでも一・二を争う人気レストランというのは納得できます。

 

 

気品に溢れています。ガラスの食器棚にはマイセンの白磁器が飾られています。美術工芸品ですよ、お店の雰囲気にしかもすごいマッチしています。

階段や窓にも古いステンドグラスが嵌め込まれていて、これまた素晴らしいです。お店をより格式の高いものにしています。

 

とても素敵なランチタイムになりました。ドイツではお魚は高級食材なのですが、ここのお店ならば高い値段でも許せるなって思いました。だって、料理に負けないくらい、雰囲気がとにかく素敵なんだもん。

 

とても広いレストランですので、比較的待ち時間なく座ることが出来ます。ただ、観光バスでやってくるシニアグループもあるそうで、週末だけは早めに出かけたほうがいいかもしれません。

 

本物のお魚料理を堪能したい人は、是非一度このお店へ。