Contigoはフェアトレードの雑貨屋さんで、アメリカ、ベトナム、インドネシア、モロッコなど世界各国の工芸品や雑貨を取り扱うお店です。

 

以前は豚の銅像があるシュルッセルコープ駅の近くに店を構えていたのですが、およそ1年前からフィアテルに移転して、営業を続けています。前の店舗よりも広くて品数も多く、ゆっくり見て回ることが出来ます。

 

女性オーナーとスタッフのセンスの良さとインテリジェンスがお店に反映されていて、素敵な空間になっています。

 

 

 

開放的な明るい店構えで、店内はコーヒーの香りが漂っています。ここは美味しいコーヒーを楽しめる雑貨屋さんとしても知られています。

 

こだわりのコーヒー豆を取り寄せています。基本は世界のコーヒーの産地から小規模農家で無農薬栽培されたコーヒー豆です。コーヒーの苗木は一本一本育てられ、熟した赤いコーヒーチェリーは手摘みで収穫されています。何度も丁寧に水洗いと選別が行われます。その結果、大量生産されたコーヒーとはまったく異なる品質が生まれるとのこと。もう一つのこだわりが「高地コーヒー」だそうです。標高1,500メートル以上の山間で収穫されたコーヒーだけが「純粋な高地コーヒー」と呼ばれ、そこでは寒暖の差があるため、コーヒーの生育がよりゆっくりと進むとか。その結果、豆の中に何倍もの風味と香りの成分が凝縮されるそうです。

朝一番、コーヒーを飲みにやってってくるお客さんも多いみたいです。


 

さて、店内には品よく商品が並んでいます。ハンモックやハンギングチェアー、上質な革製品やデザイナーズバッグ、珍しいジュエリー、手描きのキャンドルやテーブルセラミック、手編みのランドリーバスケットなどなど、とにかく可愛くって素敵な世界の雑貨ばかりです。。
 

イースターが近いので、イースターエッグが飾られていました。

 

フェルト工芸品は、カラフルでデザインも愛らしいです。動物はゆで卵カバーで、いつもの朝食を楽しい食卓に変身させます。

 

色合いが目を引きます。作家が手掛けた器たちです。

 

ジュエリーも、お店の人気商品です。ネックレスが25ユーロほど、ブレスレットは15ユーロほどで手に入ります。値段が手ごろで、世界に一つだけの個性的な手作りの」アクセサリーです。

 

 

私は大好きなヘアゴムを買い求めました。フェルト生地で温かみのあるヘアアクセサリーですよね。

左が赤いリンゴ4,50ユーロ、右がお花2,50ユーロです。

ネパールで手作りされたヘアゴムです。羊毛100%のハンドメイドです。

作家の国と名前とこだわりを説明した紙が添えられているのも嬉しいです。

「カトゥマンドゥーからやってきたのかぁ」と、生産者の人柄が伝わってくるようで商品がより身近に感じられます。

 

 

フェアトレードということで、開発途上の国の生産者をサポートすることができます。こんなにかわいい手工芸を丁寧に作っているのに、驚くほどの安い賃金しか得ていない作家たちの暮らしを応援し、物づくりへの情熱が消えないようにと願います。

 

お店には、面白いリサイクルのアイデアや、芸術的なグリーティングカードなど、オリジナルギフトや、ブレーメン市のチョコレート「ショキカンテン」のような地元のお土産もたくさんあります。フェアトレードを意識することで、リサイクル、リユーズ、リデュースがすすむことにもつながります。つまり地球環境を守る活動になるのです。
 
見ているだけでもワクワクする優良店です。一度足を運んでみてください。