ブレーメンン日本人親子サークル「さくら組」では、ブレーメンとその近郊に住む日本人家族とともに、独日の文化風習を、子どもたちと楽しんでいます。それも、たっぷり日本語のシャワーを浴びながらです。

 

 

この日は、一足早くではありますが、「さくら組 イースターの集い 2024」でした。

うさぎが主人公の紙芝居を読み聞かせました。子どもたちは、ファンタジーたっぷりのお話の世界にどっぷりつかります。

 

 

そして子どもたちには手先が器用に、またモノづくりの喜びを味わってほしく工作を積極的に取り入れています。

イースターということで、「着物エッグ」作りにも挑戦です。

卵の殻に、色とりどりの折紙を貼り付けて、愛らしいオリジナルのイースターエッグを完成させました。

 

 

また、廃材を利用した工作として「うさぎロケット」を制作しました。

うさぎの顔のぬり絵ですが、子どもたちは実に丁寧に色を塗っていました。

 

そして完成したうさぎをロケットに見立てて、ビューンと飛ばします。おもちゃを手作りして、遊んでと、工作の広がりを感じてもらうのも私の願いです。

 

誰が一番遠くまでうさぎさんを飛ばすかな?みんなで競争しました。盛り上がりました。一番の距離は5mです。二人がすごい記録を出して、大人を驚かせていました。

好天に恵まれ、お庭に繰り出しイースターエッグハントです。

カラフルな卵を見つけるのはとても楽しいですね、卵だけでなくチョコレートも見つけて、子どもたちは得意げでした。

 

「はるがきた」「ぶんぶんぶん」といった童謡もみんなで合唱しました。童謡は日本語の響きが美しいし、韻が多用されていて、歌いやすいです。子どもたちはあっという間に歌を覚えて、元気に口ずさんでいました。

 

とてもたくさんの家族が参加してくれました。ドイツに暮らしていると、日本語で、日本ならではの文化風習、もしくはドイツの季節行事を体感することは簡単ではありませんよね。日本のいいところ、ドイツのいいところ、どちらも遊びながら学んでほしいし、お友だちと日本語で触れ合うチャンスも経験してほしいものです。楽しい思い出を作り、日本語で話す聞く歌う遊ぶことに自信を自然と積み上げてほしいなぁと感じます。

 

さくら組は、立ち上げて15年、ボランティアで企画運営しています。設立当初から、日本語による子どもたちの情操教育に力点を置いています。遊びながら日本語を!この趣旨に、皆さん賛同してくれるのが本当に嬉しいです。

 

どうぞ次回もお付き合いください。ありがとうございました。