「GDLストライキ 1月24日から29日の電車の運行の大規模な障害  詳しいインフォメーションは次のリンクで」

 

 

2024年1月に年始にも関わらず大規模なドイツ鉄道のストライキが行われています。今月の10日から12日にストライキがあったばかりなのに、その時から対立しているドイツ鉄道と労働組合の労使交渉は全く解決されていないためです。ストライキの対象となるのはドイツ鉄道及び各都市のSバーンです。ストライキは1月24日から1月29日までと6日間予定されています。6日間連続開催は今までにない、最大規模のものでメガストライキと呼ばれています。大迷惑な話しです。

 

1月29日(月)の夕方6時には、通常運転に戻るそうですが、これだけ長い期間、連続でストライキを行うのは初めてとのことです。労使交渉もここまでずれ込むと、迷惑をこうむる利用者は逆にドン引きです。みんな自家用車で仕事に行くよね。そして大渋滞で、環境に悪いし。それでけではないよ、鉄道貨物は大事な流通手段です。それが滞るんだもん、経済的にもダメージが大きいよね。大切な手紙やハガキが期日までに届かないってことが現実として考えられます。

 

 

DBでは、従業員の待遇が悪いと声高に叫んでいます。朝勤、昼勤、夜勤、週末出勤など様々な勤務形態があり、労働者はそれに柔軟に対応しなければいけないハードワークだが、お給料がそれに見合っていないだよ。という主張ですが、オッフェントリッヒディーンスト(公共サービス)のカテゴリーだもん、年金はしっかり保証されているし、ボーナスだってたんまり出てるし。いつもなら従業員の味方をしてあげたいところだけれども、今回はちょっと無理です。

 

世の中の労働者の大半が時給13euroほどで、クリスマスのボーナスなんて寸志なんだぞ。庶民はもっと苦しい生計にさいなまれているのに、何様よ、DBめっ。

 

この日の中央駅はお昼の時間だとしても、かなり利用者が少なかったです。駅構内のお店では、集客が見込めないために、休業して人件費と光熱費を節約するパン屋さんがありました。営業しているお店でも、いつもより閑散としている駅の状況に時間を持て余しているようでした。まぁ、お客さんが来る来ないにかかわらず、スタッフへの時間給は支払われるので、暇な状態を楽しんでいる売り子さんもいましたが。

 

 

日本人の私にしたら、6日間のストライキはあり得ないこと。

私、そこそこ怒っています。(だって、週末電車で遠出して久しぶりに取材の仕事に出かける予定だったのに!プンプン!!)

これだけ長い期間の平日と週末を組み合わせたストライキがあると、庶民のレジャーでなく仕事にも影響が出て、鉄道離れが進むと思うのですが、ただ一つだけいいことがあります。私鉄は運行していて、通勤電車は稼働しているということです。私も朝の通勤で電車を利用することもあり、そこだけは市民への気配り心配りが残っていたということで、ほっとしました。

 

予定を繰り上げて、賃金交渉がうまくいくことを願っています。(週末が来る前に解決してくれー!)