管楽器四人組の演奏を間近で楽しんできました。

教会の音楽礼拝です。ドイツにいると、日曜のミサで生演奏を無料でじっくり聞くことができるのが嬉しいです。

 

もちろん、牧師さんのお説法もあります。イエス様のお言葉を時事に絡めてお話されます。心打たれることが多く、不安をぬぐい心を落ち着かせることになります。

それを厳かに盛り上げるのがパイプオルガンの音色であり、今回はプラス管楽器の演奏でした。

 

私は、トランペットやトロンボーンなんて吹くことはできませんが、空に向かって吹き抜けるような、すぅっとした音が好きです。

今回は特別に二階席に上がり、聞いていたので、楽譜だけでなく奏者の表情も横目で眺めてしまいました。ミサの曲ではありますが、リズムがよく和音の響きも素晴らしい。おまけに、とても楽しそうに吹いているのが感じられて、穏やか、かつ清らかな気分になりました。

 

教会の音楽というと、敷居が高いイメージがありますが、ものの1時間の説法と演奏だし、ひんやりとした空気の中で、自分の中にだらーんとぶら下がってる中途半端な不穏を拭い去ることが出来るのがいいのです。瞑想やヨガと似ています。

 

ところで、富山の実家は熱心なお寺の檀家だったため、私はお寺の幼稚園に通い、小学校や中学高校でも涅槃行事に出かけてお手伝いをするのが好きだったし、お坊さんの説教を聞くのも好きでした。仏様の教えって社会(釈迦)勉強になりますよ。キリスト教の聖書もしかり。そういうこともあって、私は教会に行くのは全く抵抗がありません。しかも音楽を聴くというスタンスがメインになるときもあるため、音楽礼拝は一押しです。

 

金管楽器によるフィルターで、心をろ過してきました。能登沖地震で被災された方、ウクライナ戦争やガザの攻撃で亡くなった方へのお見舞いと平和も、静粛に祈ることが出来ました。