この日は久しぶりに「Markthalle 8」でランチを楽しみました。

ブレーメンの中心部にある人気の屋台村です。

様々なお国のB級グルメが揃っています。ぐるっと一回りして屋台を覗きます。何があるかな?これ美味しそう。えっ、これ食べたことないぞ。興味をそそる世界の食べ物がずらりと揃っています。

お友だちと出かけて、それぞれが違う屋台で好きな食べ物を注文します。

 

私が今回選んだのは、カレー屋台「Mirch Masala」です。

パキスタン出身の男性がオーナーで、故郷の味を手作りしています。

 

様々なスパイスが並んでいるし、見たことのない揚げ物もショーケースにあり。うわぁ、エキゾチックで、食欲をそそります。

 

13ユーロ バターチキンカレーライス

 

ガラムマサラ、クミンパウダーの香りが素晴らしいです。

ハートは生クリームで描かれていて、可愛らしい。隣にちりばめられたのはカシューナッツを砕いたものです。

 

パサパサのお米ですが、コリアンダーの風味が食欲をそそります。生クリームが添えられていますが、カレーの辛さを和らげる助っ人です。サフランの黄色いライスと赤オレンジのパプリカの千切りが混じっています。色目が綺麗で、センスがいいです。

バターのコクが癖になります。トマトで煮込んだカレーの下からは、鶏肉がごろごろ出てきました。ほろっと崩れるほど柔らかくじっくり煮込んでありました。

うぅ、本格的な味。トマトの酸味と香辛料の絶妙な合わせ技がにくい、辛さもちょうどよいです。とても寒い日だったので、カレーを食べて体が内側からポカポカになりました。ボリュームたっぷりで、美味しかったです。

 

 

お友だちは、ウクライナ屋台でミックスプレートを注文しました。12ユーロで、食べたいものが全て盛り付けられているお得なワンプレートです。

ウクライナ戦争がもうすぐ二年と長引いていますが、売り上げの一部はウクライナの戦争孤児への募金となっているようで、屋台を通して支援するブレーメンっ子も多いです。ウクライナ出身の女性が、ご当地のウクライナ風餃子を手作りしています。分厚い皮で、サワーキャベツが入っていて程よい酸味が美味しいですよ。ウクライナの庶民の野菜、ビーツのサラダもとてもいいお味です。ご当地のおふくろの味なんだなと感じます。

 

 

MarkthalleAchtはブレーメン中心部の朝市の真ん前にあります。

ここは場所もいいし、天井がすごく高くて明るく開放感があってお洒落なのですが、一つだけマイナスポイント。寒いです。底冷えします。

暖房がきかない造りのようです。お昼時は、出入り口がずっと開けっ放しの状態で、北風がぴゅーぴゅ―と入ってきます。冷えは足元から襲ってくるため、マフラーをひざ掛けにして、冬物ジャンパーを羽織りながら食べている人もいました。

 

ブレーメンにはもったいないくらいのナイスな屋台村なのですが、寒がりな人は、もう少し季節のいい時に出かけたほうが楽しめるかも?とにかくどの屋台も世界の郷土料理を食べさせてくれるので、何度行っても飽きることはありませんよ。

 

https://www.markthalleacht.de/