ブレーメンのデパート「カールシュタット」にて、いつもの友人とケーキおしゃべりタイムです。

この日のお得なケーキセットは「リンゴケーキ」と好きなホットドリンク5,90ユーロです。

 

うわぁ、リンゴのケーキ、ワンピースが大きくって食べ応えありそう、うっしっしと嬉しくなって一個取り分けました。

 

ラテマキアートをプラスして、レジでお会計をしたら、うそっ、5,90ユーロではなく、7,65ユーロでした。えっ、レジのおじさん間違えてるよ!

 

おじさんに「今日のケーキセットを選んだのですが、この値段は間違いでは?」と問いかけると、「お客さん、もこれはリンゴアーモンドケーキです。リンゴケーキはあっちの四角い方です。」

ガーン!

本当だ、もう一回ケーキコーナーを見てみると、四角いケーキの前に「お得なケーキセット」の立て札があり。この白砂糖でコーティングされたのが、リンゴケーキだったのか!確かにリンゴが真ん中に詰まっています。やられた―!

っていうか、間違えるの、私だけじゃないと思うよね。(えっ、やっぱり私だけ?)

 

ということで、「リンゴのケーキ二種類、用意しないでよ~」と軽く恨み節を言ってから、リンゴアーモンドケーキをいただきました。リンゴが歯ごたえを残したコンポートです。爽やかな酸味とシナモンのハーモニーが美味しいです。アーモンドは、乾煎りしてあるのか香ばしさを楽しめました。

大きいカットケーキでした。お腹が程よく満たされ、おしゃべりも盛り上がり、楽しいひと時でした。

 

ドイツのリンゴケーキは、ざっくりとした素朴な作りです。家庭的な味であるのも嬉しいです。

お洒落なケーキとは言えませんが、3,70ユーロは、よく考えると高くないかも。老舗のケーキショップの、こ洒落たケーキはお店で食べると4,50ユーロくらいはするので、まぁ間違えたものの、美味しさとこの価格に「楽しくって、美味しくって、ケーキ4ユーロしなかったんだからいいじゃん。」とポジティブに切り替えることが出来ました。

 

失敗もこうやって前向きにとらえることができると、毎日が楽しくなって良いのではないのでしょうか。ケーキセットから、一つ学んだおやつタイムとなりました。