ハンブルグにある「AltonaHaus」は、三越デパート ハンブルグ版です。高級感たっぷりで、扱っている商品だけでなく、お客さんも上品上等な人が大半です。

 

ここに入店する際は、「私の今日の装いは、場違いじゃないかしら?」と構えてしまい、ちょっと緊張するけれど、最上階のフードコーナーが好きで「えいやっ」と気合を入れてエスカレーターを昇ってしまいます。肩に力が入っているのが、他の人に判るのではないかと内心ドキドキです。

 

この日は、ウィスキーの大売り出しがあるんだよと友だちに誘われていってきました。

売り場には、百種はずらりと並んでいました。本場アイルランドやスコットランドのウィスキーが中心ではありましたが、世界のウィスキーに混じって、目を引いたのが「日本」にちなんだお酒です。

 

日本ではウイスキーはドラマや映画で渋めの俳優さんが飲んでいる洒落たお酒というイメージが強いのではないでしょうか?ウィスキーは1970~80年頃にブームを巻き起こしていたように思います。キリンビールを愛飲していた富山の田舎っぺ丸出しの父が、ウィスキー一本をお土産でもらってきました。憧れのお酒を初めて飲んで大喜びしていたのを覚えています。「山崎」だったかな?

 

主人は私と結婚してからですが、彼は富山の居酒屋でウィスキーを炭酸水で割る「ハイボール」という飲み方を知りました。ハイボールは日本独特の飲み方ではなく、スコットランド発祥だということですが、主人は、日本に行くとコンビニで缶のハイボールを買い求め、お風呂に浸りながら飲むのがお気に入りです。

 

アルトナハウスの担当販売員のウィスキーに対する力の入れ方を見ていましたが、ジャパニーズウィスキーを前面に押し出していて、「なるほど、日本のウィスキーは需要があるのか。」と感じました。

 

東京ウィスキー 129ユーロ

 

 

 

 

 

 

ジョニーウォーカー うま味 350ユーロ

ジョニーウォーカーうま味の記事

 

 

 

 

けっこう高級なお酒なのね。

日本のウィスキーは世界的にも高い評価を受けているようだということはビンビンと伝わってきたものの、下戸の私は、まったくお酒のことはわからないので、どう美味しいのか???未知の世界です。

 

でも、仲良くしているご近所さんが60歳の誕生日を迎えるにあたり、一本買い求めました。東京ウィスキーのほうですが。

ドイツではお酒はビールが庶民のお酒、ワインも老若男女問わず人気です。ウィスキーをたしなむのは、こだわりを持ったお酒好きの人かな?日本の質の高いウィスキーを分かってもらえるかしら?東京ウィスキー、ご近所さんに喜んでもらえるといいな。