日本で話題の名菓「クルミっ子」、しかもクリスマスバージョンをいただきました。8個入り。東京の売店では、開店前から行列で、オープン一時間で売り入れになるくらいの超人気商品だそうです。

 

一箱に8個入り、クルミにかじりつくリスの個装がレトロなデザインでかわいいです。クルミっ子は職人による手作業が製造工程の大部分であるため、大量生産ができないということですが、美味しいと噂が噂を呼び、瞬時で売り切れとなっているみたいですね。

 

ドイツで、こんな貴重なお菓子を食べることができるなんて!

うわ、手のひらサイズとはいえ、小さいな。バタークッキーで挟んであるクルミの部分です。甘い生キャラメルがベースとなっていて、そこにくるみが半分くらいの割合を占めています。噂通り、ごろごろに入っている。

ぱくりと食べると、クルミの硬い歯ごたえと香りが嬉しいです。甘いキャラメル味とバターの香り、そしてクルミの程よい歯ごたえ。味の三重奏が口の中で広がります。これは素晴らしいお菓子です。

 

とはいえ、私はどこかでこれを食べた覚えがあるのです。そうだ、ブレーメンのロシア系スーパーマーケットで買ったお菓子「クルミソーセージ」に似ています。

 

Churchkhela(チュルチヘラ)と呼ばれるお菓子「クルミソーセージ」はジョージア生まれです。ブドウのジュースとクルミから作られた甘いソーセージです。 くるみなどのナッツに糸を通し、小麦粉と一緒に炊いたブドウジュースに漬けては冷やし、固めるを繰り返し、最後は2〜3日乾燥させて完成というジョージアの郷土の伝統菓子です。味はいたってシンプルで、濃縮されたブドウの味を楽しめる、弾力のあるグミというあんばいなのです。カリッというクルミの香ばしさもしっかり活きています。人工着色料や甘味を一切使用せずに製造されています。

 

クルミっ子はこのクルミソーセージをバタークッキーで挟んだような味です。

クルミの香ばしさと歯触りに注目した鎌倉紅谷、目の付けどころがいいです。

 

ジョージア生まれのクルミソーセージも、負けず劣らず美味しいし、きっとクルミっ子と比べたら、3分の1程の安値なんじゃないかな。

 

クルミっ子好きです。そしてクルミソーセージもお勧めです。

 

くるみは東欧や地中海では、お馴染みの健康で風味のいいスナックです。私も、取材記事を書いているPC仕事の時に、口が寂しくなると、ぼりぼり食べています。ドイツではナッツのミックスは、「Student Futter 学生の食べ物」という名前で、軽食として袋詰めが売られています。ヘルシーで、脳の活性化を促す栄養素もたっぷり摂れるクルミなどのナッツ。アレルギーがない方は、積極的に食べるといいのではないかと思います。