今年の8月のブレーメンは、例年になく猛暑日が続きました。市内の水飲み場では、いつもは蛇口が固く締まっているのですが、この夏は無料で飲み水を汲めるようになっていました。
これはWalle地区にある水飲み場です。
お馬さん、ライオン、ワンちゃんの口から水が細く流れています。恐る恐る飲んでみましたが、硬水です。口当たりが重く苦みを感じます。でも、飲みにくいわけではありません。日本の地下水はまろやかで、さっぱりとした口当たりですので、私は日本の軟水が好きですが、今では北ドイツの硬水も飲みなれてしまって、ここの飲み水は冷たくて美味しかったですよ。
日本では児童公園に行けば、気軽に水飲み場が利用できますが、ドイツもないわけではないけれど、無料の公共水飲み場は少ないです。
ドイツのバルト海からアルプス山脈の端まで、近い将来に、歩行者天国、商店街、公園で、誰もが無料で水を飲めるようになるでしょう。ブレーメンの現在の井戸水供給状況は先に述べたように6か所のみです。(私が過去にバカンスで訪れたギリシャやスイス、南フランス、ポルトガルでは、夏場はかなり暑い気候になるため無料の水道水サービスがたくさん設置されていて、市民の誰もが「水」をいつでも気軽に飲めるようになっていました。)
ドイツ国内では、今後急速に増える予定となっています。 ブレーメンではさらに5本の坑井が計画されており、合計11本の坑井となるそうです。
けれど、他の都市と比べたら、ブレーメンの水飲み場の数は少なすぎるようです。一般市民が使用できる飲料水の井戸は全国に1千3百カ所あると言われています。なにしろブレーメンは国内で11番目に大きな都市なのに、現在の六つの井戸は微々たるものと言えるでしょう。例えば、同規模の都市ハノーヴァ―には19の井戸があるようです。首都ベルリンには2百もの井戸が市民に提供されています。
それでも、現在の気候変動の観点から、連邦政府は都市や自治体に対し、中心部にさらに約1千基の井戸を建設するよう求めているとのニュースを見ました。そのため、ブレーメンではさらに多くの井戸が計画されることになるかもしれません。
ドイツでは、無料の水飲み場を設けると、ホームレスの人たちの集合場所になってしまうという危惧があるため、これまで多く設置されていなかったようですが、この猛暑で大勢の熱中症患者が病院に搬送されていたことから、来年の今頃には水飲み場がもっと身近になっていることでしょう。




