フードロスアプリを使って、久しぶりに売れ残りを買い取りました。

この日は、ホテル「ラディッソンブルー」の朝食ビュッフェの引き取りでした。パンやハムチーズを写真の通りもりもりにもらってきましたが、これで3,50ユーロです。激安です。

 

 

 

パンはホテルの宿泊客の朝食向けに焼いてあるため、小さい形です。種類が豊富なのも嬉しいです。

 

フードロスの課題解決型アプリです。
賞味期限の近い商品を安く購入できるのですが、購入することをこのアプリでは「レスキュー」と呼んでました。
決済はクレカを登録してアプリ内で完結。お店でのやりとりが発生しないのも便利だと思いました。
初めて「レスキュー」したのは、2021年9月のBIOのスーパーマーケット「アルナチューラ」の野菜大袋でした。12ユーロ分の有機栽培の野菜が3分の1の3,90ユーロというのは、破格です。それから、比較的近いパン屋さんの処分対象のパンの詰め合わせを買ったりしました。パンは冷凍保存できる点に魅力を感じてポチリしてみました。
 
商品の内容は選べないものの、お正月の福袋のようなワクワク感もあります。レスキューのあと、商品を気に入って、お店をよく利用するきっかけにもなっています。閉店時間の間際に出かけねばならない、手に取るまで具体的な商品の内容はわからない、アプリで見つけた瞬間にポチリしないと、10分後には売り切れている可能性があると、見えないライバルとの競争もあり。ゲーム感覚で食品ロスを防ぐアプリです。
ブレーメンでは、2020年の5月で75のレストランや商店、パン屋さんが参加していました。二年以上経って、今はその倍近いお店が加入しています。食品廃棄という手間とコストを抑えるだけでなく、新しい顧客開発としても効果をあげているようです。
便利なアプリです。様々なものの値段が上がっている中で、食品が安く手に入るのも、家計を守る主婦には強い味方となっています。
 
アプリでは、これまでの2年半の利用で、285ユーロのお金を節約し、85㎏の二酸化酸素排出を防いだと計算してくれます。こういうデータが表示されるのも面白い。「やったね!」と感じます。
 
加盟店がもっともっと増えてくれると、お店にも、地球にも、そして消費者にもメリットが広がります。今後益々の発展に期待です。