Blumenthalは、ブレーメン州の最北となる、一番外れにある地域で、ブレーメン中央駅から電車で行くと20分ほど、自家用車では高速道路を走って30分ほどのところです。

 

町の観光名所の一つを見てきました。

ブローメンダール城 1354年に建設された古城です。

 

 

 

 

  

うわぁ、大きい!こんな田舎にこんな立派な古城があるなんて、驚きです。ここは、当時の騎士の名家が代々住んでいたそうですが、1430年ごろにブレーメン州が買い取り、市長や議員に10年ごとに貸し出していたそうです。というのも、市長や議員はその頃は名誉職で、政治家としての収入はなかったそうで、この城を無料で貸して、農作物の生産や馬牛の貸し出しなどでメインとなる利益が得られるように配慮していたそうです。

見れば見るほど立派な建物ですが、現在は、町の所有となっていて、ホテルや結婚式場、クラッシクコンサートなどイベント会場

として活用されています。官邸として使われていた棟は、幼稚園となっていて、子どもたちが贅沢な雰囲気の中で楽しい日々を過ごしているそうです。

馬車小屋と納屋がありますが、これも結構な広さで住居ではないのがもったいないくらい。

 

ハネムーン用のラブラブ仕様のスィートルームもあるそうで、ちょいと興味あるな。毎週木曜日が見学可能だそうで、城内の造りをみてみたいです。

 

 

 

 

ブルーメンタール地区は、ヴェーザー川の両岸に位置しているのも特徴で、水辺は市民の憩いの場となっています。その昔は、造船所や大きなウール工場が街の主要な産業だったそうで、川の流れが世界貿易とつながっていたようです。

川の側には、大きな芝生広場が広がっていて、この日は好天だったため、バーベキューを楽しんでいるグループがいくつもありました。

屋根付きのグリルスペースあり。

 

スケートボードなどに興じる若者たち。小さな子供たちも走り回っていました。

それにしても、この地域は多国籍です。トルコ、アフリカ、アラブ系の移民が多く、ドイツ人のほうが少ないんじゃないかな。

各グループのバーベキューの焼き網を覗いたのですが、ソーセージがない!串に刺さったシシカバブや、スパイシーな肉団子、骨付きラム肉などがのっかっていました。食文化も様々なようです。

 

ヴェーザー川の向こうにはニーダーザクセン州のBerneです。ビーチが見えました。

 

 

ブレーメン市内から北上して30キロほど、車で走って30分、近郊電車で40分でBlumenthalに到着します。かつてはすごく繁栄していた地域だそうですが、今はとても静かです。川沿いを歩くと、とてもリフレッシュできました。