今日の午前中、モントリオール日本語補習校を見学してきました。
児童生徒が小中合わせて75人で、全学年単式授業という、ブレーメン日本語補習学校とは真逆を行く活気ある学校でした。
子供の保護者は全員何かしらの役員を務めており、学校運営が保護者のボランティアで成り立っているのが垣間見えます。年間授業日数40日で、国語算数生活もしくは社会の教科書をこなすというのが大前提のようです。文部省の学習指導要領に限りなく忠実に薦めているようです。というのも、モントリオールという大都市がら日本企業の駐在員家庭が多く通っており、帰国後の子供の受験などで問題が無いように、学力レベルを一定以上に維持してほしいという親の要望が強いからなのでしょう。宿題の量が少ないとクレームをつける父兄もいるというから、驚きました。また年間授業6日休むと、退学勧告が出されるというのにも驚きました。それだけ休むと、授業にもついていけなくなり、先生がその子の面倒を見ると授業の進み方が遅くなり他の児童生徒の迷惑にもかける恐れがあるからだそうです。
モントリオール校では、児童生徒数は今後も70から80人前後をキープしたいと考えているようです。しかし、使っている女学校の家賃が年々上がっており(年間20600ドル!!)、これが財政難を生む結果になっているという話もありました。モントリオールの一等地に教室を借りているためなのですが、これを家賃の安いところに変更するときっと郊外になってしまい、通うのが大変になってしまう。そうなると、児童数が減少する悪循環を生じるのではないか・・・と危惧する声もありました。
しかし、モントリオールの日本人家庭の日本語学習に対する熱意は全体的に高いようで、ここ数年新入学を希望するハーフの子供たちも結構いるそうです。補習校では新入生受け入れテストを行い、ある基準に満たない子供には入学を断るということもここ数年行っているようです。土曜日丸一日の授業で、さらに授業料はびっくりするほど高いのですが(年間1480ドルプラス副教材費60ドル)、家賃のこと、そして日本とほとんど同様の教育水準を受けられることのを思うと、親からは文句は出ないのでしょう。
時代に合わせて、モントリオール校は運営にいろいろと試行錯誤しているようです。しかし、保護者の厚い理解が学校の運営の根底に変わらずあるということ、40年の学校の歴史を続ける一番のポイントなのだなぁと感じました。
モントリオール日本語補習校HP http://mtljpschool.web.fc2.com/